韓国の原発に多数の穴

韓国の原発、鉄板のさびに続きコンクリ壁のあちこちに穴見つかる

Record china
配信日時:2017年7月27日

2017年7月26日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の原子力発電所の建屋のコンクリートに、多数の穴が開いていることが明らかになった

韓国南西部、全羅南道(チョルラナムド)霊光(ヨングァン)郡にあるハンビッ原発4号機の建屋上部の円形ドームと下部境界部分から、横14センチ、縦20センチの大きさのコンクリートサンプル58個を採取して調査した結果、57カ所の隙間が見つかった。

原発では今年5月、4号機格納建屋の上部円形ドーム部分と、下部境界部分の高さ68メートル地点で鉄板が腐食しているのが見つかり、腐食原因の調査が行われていた。

今回の調査結果を受け、原発はコンクリートに開いた隙間が鉄板の腐食に影響を及ぼした可能性があるとみて、さらに詳しい正確な原因を調べている。

原発の格納建屋は、放射能が外部に漏れるのを防ぐため、厚さ1.2メートルのコンクリート外壁と鉄板で覆われている。今回見つかったコンクリート壁の隙間は、1〜12センチ程度だった。

ハンビッ原発の関係者は「原因の点検後、安全性が確認されれば再稼働する計画」と述べている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「もっとしっかり管理してくれ」「手抜き工事なのでは?」「原発は安全でクリーンって言ってたやつがいたが、本当か?」「いったい何を根拠に原発は安全ということになっているのやら」など、原発の安全性に対する不信の声が多く寄せられた。

また、「日本みたいに原発事故が起きたりしないだろうな」「日本でも原発安全神話は1回の津波で消えた」など、日本の原発事故に関連した意見も。

さらに、「脱原発だ」「原発はなくすのが正しい」と、文在寅ムン・ジェイン)政権が宣言した「脱原発」に同調するコメントも目立った。(翻訳・編集/三田)


ソウルのプールの驚くべき水質管理実態にネットが悲鳴!9カ月間、水を替えない施設も=「細菌の養殖場」「確かにいつも腐ったような臭いが…」

配信日時:2017年7月28日(金)

2017年7月27日、韓国・ソウル市内のプール施設の驚くべき衛生管理実態が明らかになった。中には9カ月間も水の入れ替えを行わないなど、水質管理を事実上行っていない施設もあった。韓国・ニューシスなどが伝えた。

野党・正義党の李貞美(イ・ジョンミ)議員が文化体育観光部とソウル市から提出を受けたソウルのプールに関する資料によると、ソウル市内122カ所のプールの水入れ替え回数は平均で約1カ月に1回(民間30日、公共29日)であったことが分かった。このうち、ある民間施設では最大9カ月間(263日)も水の入れ替えが行われず、子ども専用プールでも4カ月間(133日)水を使い回していた施設があった。

毎日水を入れ替えていた施設は2カ所のみ、その他、入れ替えが「毎週」の施設は38カ所、「1〜2週に1回」が28カ所などで、入れ替え頻度が月1回に達しない施設も28カ所(23%)あった。

李議員室では、施設が時間や費用を惜しみ水の交換を適切に行っていないものと分析するとともに、韓国ではプールの水質管理項目に大腸菌以外の一般細菌が含まれていない点を問題として指摘した。世界保健機関(WHO)や日本、ドイツ、米国など先進各国では、一般細菌もプールの水質管理基準に含まれている。

夏本番、プール利用がこれからまさに増えるという時に明らかになった驚きの実態に、韓国のネットユーザーからは「うぇっ、汚い!」「9カ月ってさすがにおかしいだろ」「目に見えないだけで、細菌がぷかぷか…」など悲鳴にも似た声や、「まるで細菌の養殖場」「名店でだしでも取ってるつもりか?」「いろんな排せつ物が熟成された水を飲みに行くようなもの」と不気味な例えが数多く上がっている。

また、「毎日交換してる所と、9カ月入れ替えてない所、教えてもらうわけにはいかないの?」「今も知らずに汚水の中を泳いでいる人がいるはず。施設名を明かしてくれ」と訴えるものや、「確かにプールの水はいつも腐ったような臭いがする」「プールはいつもなんだか汚い感じがする」との体験談もあった。

李議員は今後、全国的にプールの安全衛生に関する実態調査を行う必要性を指摘したが、ネットでは「ソウルだけでなく、全国のプールのほとんどが同じようなものだろう」との見方が大勢のようだ。(翻訳・編集/吉金)


平昌五輪:外国人観光客「平昌の宿泊予約は難しい」

「競技場が集まっている場所(江原道平昌郡大関嶺面)から車で40-50分離れた宿泊施設だけを誠意もなく紹介されて戸惑った」
 アイスホッケーのファンで米バージニア州から来たオリビアさん(27)は観戦のため平昌冬季五輪の会場を訪れるつもりだった。オリビアさんは平昌五輪公式ホームページ(www.pyeongchang2018.com)で宿泊施設を1時間以上も探したが、あきらめた。外国人としては突破しなければならない関門が多すぎたからだ。「近くの宿泊施設35カ所の情報」が英語で書かれていたが、競技場からどれだけ離れているのか、宿泊費用がいくらなのかといった基本的な情報もなかった。
 また平昌郡・江陵市・旌善郡の宿泊施設関連ホームページは別々に設けられていて不便だった。平昌郡のホームページは宿泊施設の写真数枚・予約電話番号・サイトのアドレスが掲載されているだけだった。競技場までの交通や送迎の有無も確認できなかった。オリビアさんは「実際の部屋の予約まで助けてくれる『ワンストップ・サービス』を期待したが、それこそ案内文に過ぎなかった。該当の宿泊施設に直接電話をかけて、部屋かあるかどうかいちいち問い合わせなければならなかった。しかも、モーテルは電話をしても英語でやり取りできず、あきらめた」と言った。
 カナダ人のエミリーさん(24)も同じだった。エミリーさんは韓国人の友達に手伝ってもらってやっと江陵市内のペンションを予約できた。エミリーさんは「ホテルクラスの宿泊施設は五輪期間中、既に満室になっている。結局、外国人観光客はペンションやモーテルを探すしかないが、予約をサポートしてくれる正式なルートがなくて残念だった」と言った。平昌五輪組織委員会の関係者は「公式ホームページに予約システムまで設けることは現実的に不可能だ。外国人観光客の不便さを解消するため、さまざまな方法を探っている」と語った。
チュ・ヒョンシク記者