韓国 識字率、文章理解力


ハングルの文章理解できない韓国人が260万人
2008年12月24日09時14分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  ハングルをまったく読めなかったり、ハングルの文章読解力がほとんどない韓国人が260万人に達することがわかった。国立国語院が全国の成人(19~79歳)1万2137人を対象に9月から11月にかけて実施した基礎文解力調査の結果からわかった。

  国立国語院が23日に明らかにしたところによると、非文解率(=非識字率)は成人人口の1.7%(約62万人)と集計された。これは1966年の8.9%、70年の7%に比べ大きく減っており、国連開発計画(UNDP)が95~2000年に調査した先進国の平均値1.4%に近づいている。

  この調査で、半文解者の割合は5.3%(約198万人)となった。ハングルは読めるが、文章を理解する能力がほとんどない人たちだ。国立国語院は、「銀行や官公庁で書類を作成するなど日常生活に必要なことを他人の助けなしで処理するのが難しい人たち」と説明した。

  非文解者と半文解者を合わせた260万人余りが、ハングルを活用した日常生活に困難があるということにはる。今回の成人文解力調査で比較対象とした全国の中学3年生332人のうち、非文解者は0人(0%)、半文解者は2人(0.6%)にとどまった。

  イ・サンギュ院長は、「韓国は世界最高水準の文解率を誇る。しかし外来語や専門用語の使用が増えており、思っていたよりも多くの国民が文字生活に不便を感じていることがわかった」と述べた。国立国語院はこうした調査を基に、来年に国語文化学校など文字生活教育を強化する方針だ。

  今回の調査は70年に統計庁が人口総調査を実施しながら非識字率を調査して以来38年ぶりに実施された公式調査。        

(朝鮮日報日本語版) ソウル大の新入生、

39%は文章表現力不足

朝鮮日報日本語版 2017年4月8日(土)
 
ソウル大学がこの春入学した新入生を対象に「文章表現能力」のテストを実施したところ、10人中4人が必要なレベルに達していないことがわかった。ソウル大学基礎教育院が今年2月と3月、自然科学学部の新入生253人を対象に上記のテストを試験的に実施した結果、全体の38.7%にあたる98人が100点満点中70点に満たなかった。基礎教育院が7日に明らかにした。70点未満は「秀優美良可」の5段階評価で良よりも低い4段階目以下に相当する。全体の平均点は73.7点だった。

また基礎教育院は全体の25%にあたる63人については
ソウル大学で文章表現の講義を受講するのが難しいほどレベルが低い」と評価した。
具体的には
与えられたテーマを理解する能力に欠け、テーマとは関係のない文章を書いた
根拠のない主張ばかりを提示した
不明確な表現で文章として成立しない非文が多いなどの評価が多かったという。

ソウル大学は今回の評価で下位10%以下に相当する24人を対象に、文章表現能力を向上させるための個人指導を行うことにしている。講師はソウル大学教授学習開発センターの教員が担当する。ソウル大学基礎教育院で副院長を務めるホ・ウォンギ教授は「最近は高校で文章表現の練習をしなかった学生が多いため、彼らは大学に来てから苦労している」とコメントした。

ソウル大学では2001年以降、新入生は入学前に英語のプレースメント・テストを受けなければならず、その成績によって能力別のクラスを編成し講義を行っている。

 

現代韓国人の国民性格
著者:李符永(ソウル大学教授)より転載
 
・依頼心が強く創造力がない。
・すべきことをせず他人に期待し裏切られると恨んだり非難する
・相手も自分と同じ考えだと思い「違う」と分かると裏切られたと思う
・せっかちで待つことを知らず「今すぐ」とか「今日中」とよく言う
・すぐ目に見える成果をあげようとし効果が出ないと我慢せず別の事をやろうとする
・計画性がない
・自分の主張ばかりで他人の事情を考えない
・見栄っ張りで虚栄心が強い
・大きなもの派手なものを好む
・物事を誇張する
・約束を守らない
・自分の言葉に責任をもたない
・何でも出来るという自信を誇示するが出来なくても何とも思わない
・物事は適当で声だけ大きくウヤムヤにする
・綿密さがなく正確性に欠ける
・物事を徹底してやろうとしない
・見てくれに神経を使う「世界最高」とか「ブランド」に弱い
・文書よりも言葉を信じる
・原理原則より人情を重んじ全てを情に訴えようとする