韓国で2015年以来のMERS発生

韓国で2015年以来のMERS患者発生 計21人隔離

2018/09/09 05:05

【AFP=時事】韓国保健当局は8日、同国で2015年以来初めてとなる中東呼吸器症候群(MERS)の患者が発生したことを明らかにした。 
 MERSは感染力の強いウイルス性の呼吸器系疾患で、韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、患者は61歳の男性実業家。この男性は出張でクウェートに3週間滞在した後、7日に韓国に帰国した。

KCDCの鄭銀敬(Jeong Eun-Kyeong)局長は記者らに対し、「感染者と密接な接触のあった20人を追跡、隔離した」と説明。また、感染した男性は発熱や痰(たん)の症状で入院し、現在は大学病院で隔離されているとした。
 韓国でMERSの診断が出たのは2015年以来初めて。同国ではこの年、MERSの感染拡大で38人が死亡し、動揺が広がった。
【翻訳編集】AFPBB News


給食のチョコケーキで2千人超が食中毒か 韓国

2018/09/07 20:19
朝日新聞digital

 韓国食品医薬品安全庁は7日、韓国南部の学校給食などで出されたチョコケーキを食べて、食中毒を発症したと疑われる患者が2112人に達したと発表した。同庁がケーキを納品した京畿道高陽(キョンギドコヤン)市の業者を調査したところ、サルモネラ菌が発見された。
 同庁などによれば、この業者からチョコケーキを納入したのは、釜山や大邱などにある小中高校や幼稚園などの施設。ケーキを食べた児童や生徒らが、5日ごろから腹痛や下痢などの症状を訴えている。患者はさらに増える可能性がある。
 同庁は7日までに、問題となったケーキの流通を禁じる措置を取った。(ソウル=牧野愛博)