無能化

どこかのお嫁さんが、
お茶を家で入れられるものだと知らなくて、
ペットボトルのお茶しか知らなくて、
「これが家で入れられるんですか」と
聞いたという話を聞かされた。
ホントかよ。

本当に、買うしか能がなくて、
自分では何ひとつ作れなくて、
雇われて言われた通りに動いて
何がしかをもらって
買って、稼いだ分を消費する。
仕事場とコンビニだけで生活する若者世代。

こんなの、もう先がないよ。

考えることができなくて、検索するだけ。
字が書けなくて、機械で打ち込むだけ。
計算は自分でできなくて、機械で演算するだけ。
何一つ自分ではできなくて、
支払うだけ。

もう、先なんかないな。

便利さに甘やかされたら、もう、
のせられて流されるしかない人間しかいなくなる。

食材の味もしらなくて、商品の味しか知らないだろうし。
人を無能にするって、なんて簡単にできてしまうことなんだ。

あれもこれも、ものがなかった古代の人間の方が
よほど訓練されて優秀だったんじゃないかという話をしてた。

紙がない、記録しづらいから、
自分の頭で記憶することはもっとたけていただろうし、
本も貴重だったから、丸暗記もできていた。
計算機などない算盤の時代の方が、
皆、暗算ができていたし、
算盤もない時代は、もっと自分の頭でやっていたかも。
それでないと商取引ができないし。

補助手段が優秀になれば、生き物の方は無用な能力を切り捨てる。
人間が馬鹿になって、動物に近くなれば、
人間の数が減って都合がいいのかも。
人間以外の存在にとって