中国から見た日本


どうして日本人は、中国人より10年長く生きられるのか
=中国メディア

2019/02/02 22:12

 中国メディア・中華網は1月31日、「日本人はどうして中国人よりも10年長生きすることができるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本人の平均寿命と中国人の平均寿命では10歳ほどの開きがあるとしたうえで、健康的な食事や運動といった日常的な生活習慣以外の部分で日本の健康長寿を支えている要素を3つ紹介している。

 まず、1つめは、温泉に入る習慣があることを挙げた。日本には約2600カ所の温泉があり、毎年日本の総人口にほぼ匹敵するのべ1億1000万人ほどが温泉に入っていると紹介。日本人が温泉を愛好し、その文化を大切にする大きな理由の1つに「湯治」という考え方があるとし、温泉に豊富なミネラル成分が含まれており、
健康、美容、療養、さらには疾病予防の効果が期待されていることを説明した。
また、温泉に浸かることで疲れた体を癒し、心身ともにスッキリすることができるとした。

 2つめは、厳格な公衆衛生制度を挙げている。記事は「日本を旅すると、日本の環境保護への取り組みがとても厳格だという印象を覚える」と紹介。これは、高度成長期に頻発した公害や環境汚染の反省を経て環境保護に取り組むようになった結果であり、日常生活においては市民レベルでゴミの分別をしっかり行っているほか、トイレなどの公衆衛生にも注意が行き届いており、伝染病の蔓延リスクを最大限低減させていると説明した。

 そして、3つめに挙げたのは、充実した医療保障体制だ。日本には基本的な保険制度として国民健康保険労災保険介護保険の3つがあり、ほとんどすべての日本国民および外国人留学生・労働者・居住者がこの制度を受けることができると説明。保険証さえ持っていれば、日本全国どこの医療機関でも随時診療を受けることができるとした。
 また、日本は国民1人あたりの病床数が世界トップレベルであること、日本の医療レベルも世界で最も進んでいること、さらには医療設備や医療環境がしっかり整っていることも、日本人の健康長寿をハード面で支える大きな要因になっているとの見解を示している。

 記事は、最後に「国民の健康長寿は決して薬やサプリメントだけで成し得るものではなく、1つの要因によって達成し得るものでもない。良い飲食習慣、健全な医療社会保障体系、さらに良好な生活、労働意識といった要素が組み合わさる必要があるのだ。これこそ、日本人が健康長寿でいられる秘訣ではないだろうか」と結んだ。
(編集担当:今関忠馬)


日本の農村には「理想の生活」がある!
健康的で車も所有できるほど豊か=中国

2018/07/14 15:12

 中国の沿岸部の都市は著しい発展を遂げる反面、内陸の農村部は発展が遅れているため、地域間の経済格差は開く一方だ。また中国では農業では儲けを出すのは難しく、昔ながらの貧しい生活を送る農民が多い。中国メディアの快資訊は10日、日本の農村部の生活を紹介し、「中国と比べて日本の農村が発展しているのはなぜなのか」と問う記事を掲載した。
 記事は、「日本の農村部は都市部と同じように基本的なインフラが整備されているので、自然環境が豊かであるという点で都市より快適な生活を送ることができる」と紹介した。また日本の農家は自家用車を所有できるほどに豊かで、農業の機械化も進んでいて中国の農民より生活水準が高いことを指摘したほか、家の周囲を整備して綺麗な環境を保ち、自家製の作物を食べる健康的で理想的な生活を送ることができていると紹介した。
 中国では地域の経済格差が農民の生活に直接影響を及ぼし、農村部から仕事を求めて都市部に出稼ぎに行く農民工と呼ばれる人が多く存在する。しかし、「中国の農村でも日本のようにインフラが整い、豊かな生活ができるなら、ストレスの多い都会など誰も好んで出ないはずだ」と訴えた。
 多くの中国人にとって、日本の農村には「理想の生活」があるようだ。確かに中国には基本的な生活インフラすら整備されていない農村も少なからず存在する。沿岸部の発展が内陸の農村にまで波及する時は果たして来るのだろうか。
(編集担当:村山健二)


これが日本の農業なのか・・・
中国との違いに「冷や汗が出る思いだ」=中国
2018-07-19 15:12

農村部の人口が5億人を超える中国。その多くが農業に従事していると思われ、一部地域では機械化・大規模化が進んでいるものの、昔ながらの方法で農業を行っている人はまだまだ多い。そんな中国からすると日本の農業モデルは理想的のようだ。中国メディアの快資訊は16日、日本人の農業モデルを知ると冷や汗が出るとする記事を掲載した。

 では、何が「冷や汗もの」なのだろうか。まずは販売時に農産物が「きれいに包装」してあることを指摘した。商品自体も質が良く、粒ぞろいで色つやが良いが、さらにきれいに包装してあるので見た目が美しいと紹介している。中国では、市場でもスーパーでも基本的に量り売りで、山になった野菜や果物から欲しい分だけ袋に入れて量り金額を計算する。日本ではすでに袋に入れられた状態で販売されていて、泥や枯れた葉っぱが付いていることもなく、きれいだと伝えている。包装済みのカット野菜も当日中に販売するので衛生的だ。しかも、袋にはそれぞれ商品名、産地、生産者名などが記載されているが、中国のスーパーではありえない話だ。

 日本の農業が優れている別の点は「優良な品種」を生産・販売していることだという。優れた品種開発において目立っているのは米で、日本の米は見た目も良く質も高いため、自然と価格も高くなっているのだと論じた。3つ目は「生産管理システム」が先進的であること。そのため細やかな管理が可能になっており、日本の農産物の質が高い最大の理由となっていると感心している。日本人の農業は細かくて「刺繍」をするかのような注意深さがありきちんとしているので、園芸展示会のような感じがすると観察を述べた。

 日本の農業には、日本人の細かさが表れているようだ。また、きちんと包装してあるところは、日本人のきれい好きも表れているのかもしれない。農産物に対して、よりおいしく、きれいなものを求める日本人の性格が、日本の農業をここまで成長させてきたとも言えるだろう。(編集担当:村山健二)

日本を訪れて腹が立つこと、中国語で「触るな」、「持ち込むな」
などの注意書き=中国メディア

2018/07/14 11:12

 訪日外国人を国籍別で見るともっとも多いのは中国人となっている。中国人にとっては日本では漢字が使用されているため、日本語がある程度見てわかることも人気の理由の1つかもしれない。最近では、ドラッグストアなどでは中国人向けの表示も多く、購買意欲の高い中国人旅行者を意識しているのが感じられる。
 しかし、こうした中国語表示はなにも歓迎や広告だけではないようだ。中国メディアの快資訊は12日、日本の街にはいたるところに「中国語の注意書きが見られる」とする記事を掲載した。
 中国人にとっての海外旅行は、見聞を広める機会というだけでなく、メンツを保つことにもなっているという。日本は、タイや韓国と並んで 中国人に人気の旅行先となっている。今では至る所で中国語が聞かれるようになっており、連休ともなればなおさらだ。記事は、日本での買い物は漢字を見て意味が分かる中国人にとって大変便利で、日本製品を信用している中国人は購入した商品を両手いっぱいに持って帰国すると紹介した。
 しかし、中国語での「注意書き」に関しては、不満を持つ中国人もいるようだ。「店内に食べ物を持ち込まないように」、「道の真ん中で立ち止まらないように」、「便器にもっと近よって」、「花に触らないで」などの注意書きが「中国語で書いてある」と指摘。日本語や英語での表示はなく、「中国人だけを対象にしているのは明らか」であり、「日本人にとって中国人はそんなにマナーが悪いように見えるのだろうか」と問いかけて結んだ。
 近年では、中国人の海外でのマナーも向上したと言われる。政府による注意喚起や、リピーターが増えて海外での習慣を理解するようになった人が増えたことも関係しているだろうが、一方で、中国人旅行者のマナーの悪さに関する話題はいまだに事欠かない。中国人に対するイメージの向上には、一部ではなく全体的なマナー向上が求められるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)


日本の若い女性はなぜiPhone一辺倒?
「iPhoneしか使っちゃダメなのか」=中国
2018/07/22 11:12

日本でも中国でも多くの若者がスマートフォンを所有している。しかし、日中で大きく異なるのは、人気のあるスマホメーカーの顔ぶれだ。中国メディアの網易はこのほど、中国国内では中国メーカーのスマホを持っている若年層は少なくないのに対し、日本では若い女性の多くが「iPhone」を選択していると紹介、「日本の若い女性はiPhone以外使ってはいけないのか?」と疑問を提起した。
 最近は中国のスマホも高機能になっており、低価格の製品でもiPhoneに迫るスペックを搭載している。それゆえ、中国人消費者にとってはますます選択肢が増えているわけだが、そんな中国人が日本の若い女性の多くが高価なiPhoneを使用している姿を見ると「驚きを隠せない」とした。
 MMD研究所の調査によると、日本の女性のうち、iPhoneの所有率が最も高いのは女子高生の世代で、その所有率は84.8%だったという。記事は、この調査結果を例に「中国では日本製品の品質が評価されていて、ソニースマホハイブランドと捉えられている」と指摘する一方、なぜ日本の若い女性は自国のメーカーではなく、iPhoneを好むのかと疑問を投げかけた。
 続けて、iPhoneの販売価格は高額であり、それを女子高生が買うというのは「異常な傾向」に感じられるとする一方、それでも女子高生がiPhoneを買うのは、「周りがiPhoneを使うなか、自分だけiPhoneを使用していないと惨めに感じる」という意識が存在するためではないかと主張。そして、「iPhoneを持っていないという理由で友達の輪に入れず孤立してしまうことを恐れる一方で、それを口実として親に購入を迫っている」らしいと伝えた。
 記事はiPhoneを持つのを日本の女子高生独特の傾向のように指摘しているが、面子を重視するのは中国人も同じであると言える。ただ、日本と異なるのは、老若男女を問わずメンツを重視するという傾向が見られることだろうか。(編集担当:村山健二)