憤怒調節障害 衝動制御障害 間欠性爆発性障害


【萬物相】憤怒調節障害
2014/12/28 07:03

金哲中(キム・チョルジュン)社会政策部医学専門記者
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

精神科を訪れる人の中に、自分で自分の頭髪を抜いてしまう「抜毛症」の患者がいる。抜毛癖ともよばれる。これらの人々は、頭皮が見えてしまうくらいに髪が薄くなった部分がところどころにある。頭髪は、あちこちで乱雑に抜けており、円形脱毛症とは様子が異なる。ストレスに耐えられなくて頭髪を引っ張り、こうなってしまったのだ。10代の少女にしばしば見られる衝動制御障害だ。感情的に満たされなかったり、不安やストレスに耐えるための調節能力に問題があったりする場合に生ずる。
 
 腹立ち紛れの放火、自動車の暴走、突発的に刃物を振り回すといった事件は、通常は憤怒調節障害と呼ばれる。精神医学では「間欠性爆発性障害」という診断名を用いる。大きく分ければ衝動制御障害だ。
ささいな怒りでも、アドレナリンをはじめとするストレス興奮ホルモンが過剰に分泌される。場違いな怒りを過剰に噴出させ、理性的判断を行う前頭葉の機能をまひさせる。自分の行動が及ぼす結果を予測できず、暴力を振るい、物を壊す。そうして、すっきりしたり、後悔したりする。
 
 30代の男が先日、高速道路で割り込みをしようとした際、相手の車が譲らなかったといって怒りを爆発させた。トンネル内で相手の車を止め、フロントガラスやボンネットを伸縮式警棒(特殊警棒)でたたき壊した。伸縮式警棒とは、3段式の短い棒が柄の中に納まっている護身具だ。被害者の車のドライブレコーダーが撮影した動画を見ると、加害者の行動は、怒りの発作に近い。
こうした場合、相手を説得しようとしても無駄だ。泥酔した人と同じく、とにかく避けるのが上策だ
 
 「ナッツリターン」事件を起こした大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)元副社長も、怒りのコントロールに失敗したケースに当たると、ある精神科医が分析した。
成長期に適切な欲求充足と挫折をそれぞれ経験することで、人格が成熟する。望みが適度にかなえられることで、肯定の心理が生まれる。そこに適切な挫折が交じることで、世の中は自分の思い通りにはならない、ということを体得する。挫折なく充足のみを享受すれば、存在感は極大化し、世間を軽視するようになる。最終的には、どうしても自分の性に合わない場合、極度の怒りをあらわにする。苦労は買ってでもせよ、という言葉はここから来ている。
 
 警察庁の統計では、暴行・傷害・脅迫・恐喝・略取・監禁犯罪の半数近い46%は突発的な犯行だ。衝動制御障害の患者も、過去5年間で2倍に増えた。過度の生存ストレス、心にためこんだ末に爆発するコミュニケーション不足、過保護、暴力ゲームや刺激的なドラマなどが原因に挙げられる。怒りの発作の後には、「身の破滅」が待っている。全ての怒りは、自分に災いとして戻ってくるのだ。他人への配慮・共感を教える「心の教育」が強く求められている。

韓国人研究者らが書いた「反日種族主義」という本


韓国政府開催の海外就職説明会で日本を除外

8/20(火) 15:01配信

韓国政府が海外就職を準備する求職者のための就職戦略説明会から日本を除外した。これに先立ち政府は来月開催予定だった日本企業中心の海外就職博覧会をキャンセルした。韓日間の葛藤が就職市場にも影響を及ぼしている。

雇用労働部は21日の光州(クァンジュ)をはじめ、大邱(テグ)、大田(テジョン)、ソウル、釜山(プサン)と移動しながら5日間の「2019下半期海外就職戦略説明会」を開催すると20日、明らかにした。韓国産業人力公団と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が主管する。

今回の説明会では▼米国・ASEAN東南アジア諸国連合)就職戦略▼人力公団の海外就労支援と研修事業▼米国・シンガポール就職メンタリング▼英語履歴書の添削▼面接コンサルティング--などを進める。求職者は就職を希望する国の業種別雇用市場動向と採用傾向、人材像など個別戦略に接することができる。該当国の労働法、紛争発生時の権利救済案、現場就職経験も共有される。外国での就職を希望する求職者の立場では貴重な説明会となる。

ところが今回の説明会では日本を対象にした就職戦略説明が除外された。毎年主要国として扱われてきた点を考慮すれば異例だ。今年3月に日本を別にして就職戦略説明会を開くなど、ほぼ毎年、日本単独説明会を開催してきたほどだ。退職金、有給休暇、勤労契約書作成方法のほか、日本の大学教授の講義、情報通信(IT)就職戦略など業種別の戦略まで提供された。

キム・ドンマン人力公団理事長は「韓日間の外交・経済葛藤が深まる状況で、安倍首相までが韓国の青年の求職難に言及するなど波紋が広がり、政府レベルで日本を除いたと聞いている」と話した。

安倍首相は光復節解放記念日、8月15日)を控えた14日、「(韓国の海外就職博覧会が見直される場合)韓国の学生が困るのでは」と述べた。日韓議員連盟幹事長の河村建夫官房長官が山口空港で安倍首相に会った際、このように話したと、17日の毎日新聞のインタビューで伝えた。

政府は19日、9月に予定されていた日本企業中心の海外就職博覧会をキャンセルした。その代わり11月に米国と欧州、ASEANなど海外就職博覧会を開くことにした。雇用部は「日本就職を準備する青年に対する支援は続けていく」と明らかにした。しかし就職戦略説明会でも日本が除かれるなど海外就職戦線での日本外しが可視化し、就職支援も一部で影響を出るという懸念が強まっている。

ある経済団体関係者は「韓日葛藤とこれに関連する積極的な対応は必要だが、青年の海外就職まで政治・外交的に巻き込まれるのは望ましくない」と述べた。また「グローバル市場は製品だけでなく人材のグローバル化も重要だという点を考えれば、過度な就職市場制御は警戒する必要がある」と指摘した。

徴用工の真実を明かした韓国人、「塩酸まくぞ」と脅迫される


異常な反日デモの盛り上がりを見ていると、やはり韓国では“反日こそが正義”であり、それ以外の意見は受け入れられないという暗澹たる思いに駆られる。だが、それは間違いだ。日韓関係について客観的事実を知る多くの韓国人が、実は「文在寅政権は間違っている」と感じている。その声なき声を国が主導する異常な反日ムードが封殺しているだけだ。

【写真】徴用工研究をしている李宇衍・落星台経済研究所研究委員
 少しでも日本に理解ある発言をすれば「親日罪」とのレッテルを貼られるこの国で、リスクを顧みず声を上げる人たちが現われた。彼らは決して“親日派”ではなく、むしろ愛国者である。だからこそ、許せないのだ。韓国を誤った道に導こうとする文在寅政権を──。ジャーナリスト・赤石晋一郎氏がレポートする。
 * * *
「日本は隣国に不幸をもたらした過去を省察すべきです。日本の不当な輸出規制に対抗し、私たちは経済強国に向けた道を歩むのです」
 8月15日、日本統治から朝鮮半島が解放された記念日である光復節。その記念式典で文在寅大統領はこう演説した。
 日本政府が7月に発動した輸出規制、そして8月に閣議決定された韓国をホワイト国から除外するなどの一連の経済措置を機に、韓国内では一気に反日運動が広がっていた。
反日を煽っているのは文大統領自身なのです。大統領は『北朝鮮との経済協力で平和経済が実現すれば、一気に日本の優位に追い付くことができる』などと挑発的な発言を連発した。もはや韓国政府が率先して、反日運動を煽動しているといっていい状況になっているのです」(ソウル特派員)
 過去最悪とも言われる状況にある日韓関係。取材現場からも険悪な空気は随所に感じられた。
 両国の懸案事項になっている「経済問題」と「歴史問題」について韓国内の識者に取材を申し込んだものの、立て続けに断わられた。親日発言をしたことで、国内で“売国奴”扱いをされ恫喝や脅迫を受ける例も多い。物言えば唇寒し、という空気が確かに韓国内には充満しているようだ。

そんななか物議を呼んでいるのが、韓国で7月15日に発売された『反日種族主義』という本の存在だ。同書は韓国人学者ら6人による共同著作で、反日種族主義(反日民族主義の意味)の嘘や、その危険性を解説した一冊となっている。
 執筆者の一人である李宇衍(イウヨン)・落星台経済研究所研究委員に話を聞いた。
「今まで韓日関係は正常な関係ではありませんでした。なぜならば、歴史問題において韓国側から歪曲された話が多く流布され、日本は大きく傷つけられてきた。特に慰安婦問題徴用工問題では、事実を歪められ、日本を非難するための道具にされてきた。
 今の韓国政府は(日韓基本条約が締結された)1965年以降、最も反日的な政府です。いつこのような事態(日韓経済摩擦など)が爆発してもおかしくない状態でした。だから私たちは、文在寅大統領を始めとする反日種族主義者たちと討論し、正していくことが必要だと考えてこの本を執筆したのです」
 昨年、韓国大法院によって下された徴用工裁判における日本企業に対する賠償命令判決は、今日の日韓関係の破局状態を招くきっかけとなった。李宇衍氏は労務問題の専門家として、徴用工問題の研究も行なっている。
「徴用工へのヒアリングを重ね、資料を研究した結果、強制連行や奴隷労働はなかったといえる。韓国人は日帝時代、多くの人が強制的に引っ張られ奴隷のように働かされたと思っています。しかし、日本の制度的にはそうしたものは存在しなかった。
それは次の3つのことからも明らかです。

【1】徴用工の賃金は正常に支払われた。
【2】労働者には自由があった。
【3】お金も自由に使えた。

 ある人は真面目に貯金をし、韓国に送金していた。家を建てるために借りた金を返済し、更に農地を買った人もいました。逆に賭博などで賃金を浪費した人も多くいました。徴用工問題は、日本は“絶対悪”、韓国は“絶対善”と考える反日種族主義者たちによって、歴史認識が歪曲されたものだと私は考えています」(李宇衍氏)

7月、スイス・ジュネーブ国連欧州本部で開かれた国連人権理事会のシンポジウムにおいて、徴用工が日本で差別的な扱いを受けてきたという韓国側の主張について、
李宇衍氏は「賃金の民族差別はなかった。強制連行や奴隷労働はなかった」と講演した。そのハレーションは大きかった。
「先日も事務所に乱入してきた男にツバを吐きかけられました。電話やメールでも悪口をいわれ、『塩酸をばらまくぞ』など脅迫もたくさん届きました。でも、私はそうした行為に屈するつもりはありません。歴史を正す闘いに挑むつもりです」(同前)
 李宇衍氏らが執筆した『反日種族主義』は発売数週間で3万部を売り上げるベストセラーとなっている。反日だけではない新しい考え方は、韓国内でも芽生えつつあるのか。
【プロフィール】赤石晋一郎(あかいし・しんいちろう)/『FRIDAY』『週刊文春』記者を経て今年1月よりフリーに。南アフリカヨハネスブルグ出身。
週刊ポスト2019年8月30日号


これぞ韓国の「反日種族主義」の“病”か 異色研究者らが喝破した“隣国の歪曲”と新たな「革命的動き」

8/20(火) 11:30配信

「韓国の歪曲」を論じるベストセラー研究者が出演

今、韓国内で、韓国人研究者らが書いた「反日種族主義」という本が話題となっている。韓国の中で「親日は悪であり、反日こそが善だ」という意識がはびこっていることを痛烈に批判したこの本は、韓国の書店・ネット通販などの総合ランキング(8月7日~13日)で1位のベストセラーとなった。

【画像】なぜ反韓国本「反日種族主義」が韓国でベストセラーに?

その著者の1人である韓国・落星台経済研究所の研究員のイ・ウヨン(李宇衍)氏が来日し、8月16日の「BSフジ プライムニュース」に出演。韓国の一連の行動に強く抗議している自民党新藤義孝政調会長代理や、日本在住で日本のポップカルチャーにも詳しい韓国人政治学者のクォン・ヨンソク(権容ソク)一橋大学准教授を交え、いわゆる徴用工問題を中心に日韓関係全般について議論を行った。

この中で、韓国で「反日」が広がっている背景と新たに韓国で起きている“革命的”な動き、そして日本が今後の日韓関係をどうすべきかについての、様々な課題が見えてきた。
話題の「反日種族主義」とは何か
まずイ氏に、徴用工問題などを受けて顕著になっているとされる韓国の「反日種族主義」という耳慣れない言葉は何を意味するのか聞くと、次のように答えた。

「事実と異なった主張をする背景というのが反日種族主義。日本を絶対悪と見て、朝鮮を絶対善とする見方によるものなんです」

さらにイ氏は、「反日民族主義」と呼ばずに、あえて「反日種族主義」と呼称する理由をめぐり、韓国社会の現状を次のように痛烈に批判した。

「西洋の民族主義というのは近代的性格を持っています。その中には自由な個人が存在しています。しかし韓国での反日種族主義というのは自由な個人がいません。朝鮮・韓国民族だけがある。つまり観念的で自由な個人が不在であること。そのため反日民族主義を近代的とみることが出来ない。なので民族主義と言わないで前近代的な種族主義ということになった」

これに新藤氏は共感と激励の意を示し、クォン氏は一部を評価し一部には疑問を呈した。

新藤氏
「真実・事実に目を置いて客観的議論をすることはとても重要。そこに取り組まれていることには敬意を表したい。しかし今の韓国でそういう主張をすることは身の危険も含めて、いろいろと勇気がいるんではないかなと心配している」

クォン氏
「韓国の歴史学というか言論も含めて、今は自由で民主的になったなという表れだ。歴史は実証主義に基づくべきというのが当然なのでその点は評価できる。しかし植民地の時代、帝国主義の時代だったので、残った文書・資料は事実かも知れないけれど、それが必ずしも真実を語るわけではないかもしれないし、一面の事実であって一般化できないかもしれない」

慰安婦」をめぐる議論が白熱

議論の中では、まず韓国人団体が、韓国内だけでなく、アメリカなど各地にも慰安婦像の設置を進め、8月15日にも、ワシントンの日本大使館前で移動可能な像を持ち込んでのデモンストレーションが行われたことについて意見が交わされた。

新藤氏
「あきれますよね。慰安婦合意はなんだったのか」

イ氏
「歴史の歪曲による慰安婦像をアメリカに設置するというのは、前近代的な種族主義的な思考があって初めて起きる行為だと思う」

クォン氏
「一時期は控えていたと思うが、やはり7月以降、韓国での特に日本というか反安倍政権で、歴史問題とからめた形での意識は相当強くなっているので、今回新しくアメリカでもとなったと思う。もうひとつは「あいちトリエンナーレ」の展示が中止になったことが刺激になり後押しをしたと思う」

新藤氏
「私たちも、慰安婦になる境遇については悲しいことだし残念だと思っている。でも韓国における慰安婦のひとたちは強制労働させられて、奴隷のようにこきつかわれた、無償で働かされたというのは違うでしょ。事実を自分の都合のいいようにすり替えて、謝ればいいというのは違う」

イ氏
「彼女たちは強制連行だったか否か、奴隷のように無償で不自由な中で酷使されてきたのか、この2点いずれも検証されていない、逆にゆがめられた歪曲化された事実なんです。一部の慰安婦たちの過去の若干の証言だけが根拠になっている。強制連行、奴隷的な生活はみられない。性奴隷とみなすことはできない。性奴隷を象徴する慰安婦像少女像を韓国国内や外国に設置するのは歴史の歪曲なんです」
なぜ反韓国本「反日種族主義」が韓国でベストセラーに?
そしてイ氏は、著書である「反日種族主義」が韓国でベストセラーになっている状況について次のように述べた。

「現政権は,国交正常化以降もっとも反日的な政府ですよね。そこで私たちが見逃してはいけないことは、反日に反対する新しい流れが出てきたことなんです。韓国の歴史上初めてのことだと思う。それを明確に表しているのがこの本なんです。売れていること自体がそういう勢力の台頭を意味している。韓国人全員が反日しているのかというと違うんです。反日デモ反日の日本商品不買運動とかだけを見ると韓国の本当の姿は見えてこない」

一方の新藤氏は、韓国でイ氏の本が売れる背景について、こんな所感を述べた。

「もしかしたら自分たち(韓国人)が教えられていることとは違う事実があるのかもしれないということに、知的好奇心が芽生えて、賛同できるかわからんが何が書いてあるか、事実があるなら見てみようという人がたくさんいるんだと思う」

では今後、韓国国内でこうした反日を見直す動きは加速するのだろうか。イ氏は言う。

慰安婦について歴史を歪曲していた研究者も私たちの議論しようという要求に応じざるを得ません。討論が客観的に作られ、そしてマスコミの合理的な姿勢があれば変わっていくと思う。それは日本人たちよりも早いと思う。
韓国人・韓国社会の特徴は早いことです」

今の安倍政権は「第2の征韓論」に見られている?

しかしイ氏のような主張は当然、今の韓国社会では、容易には受け入れられず、イ氏が、反対派から唾をはきかけられることもあった。本当に韓国は今回のことをきっかけに変わるのだろうか。イ氏の主張を受け入れないまでも、議論はすべきだというクォン氏はこう語る。

「偏狭だった部分に関して問題提起するという意味はあると思う。けれども日本を絶対悪だという認識は80年代までの話。民主化後の日本に対する認識というのは絶対悪ではなく、その中での植民地主義的な部分とか認識の部分だ。今の韓国の若い人たちがどうして日本不買運動を頑張っているかというのも、日本国民ではなく、安倍政権の一部の方々、その支持者たちから、いまだに100年くらい前の韓国を見るような形で、韓国を上から見て屈服させられると見られている事に対して、我々は100年前の我々じゃないんだと感じている。第二の征韓論だ!みたいに」

これに対し新藤氏は、今の日本は韓国に対して上から目線で見るとかではなく、もはや相手にできないという感情なのだと強調した。

「韓国を日本の政治が上から目線で見ているというのは真逆だと思う。そうではなくもう仕方がない、戦略的無視だと。ここまで誠意を尽くし、長い間50年近くみんなで苦労してきたのにすべてを根底から、ゴールを壊すどころかフィールドそのものを移してしまうなら仕方ないねという所まで来ていますよ。上からとか、もう一度征服してやれではなくて、もうこの人たちに話しても無駄だという諦めみたいな徒労感が蔓延しているのが事実」

そしてイ氏は、こうした状況が起きた理由について、次のように解説した。

「なぜ今問題がおきたかというと、もっとも反日的な政府、反日を利用して国益を放棄しても政治的な利益を得ようという意味で積極的なのが今の政府。そしてこれ以上、韓国に言われ傷つけられたくないという政府が日本にはある。これも初めて。
そうした極と極があったために新たな論争が生じている」

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イ氏が徴用工問題での韓国側の“歪曲”を喝破
その後、イ氏は徴用工問題をめぐって、誤った写真などが教科書に使われ、戦時労働者が奴隷のように扱われたというイメージが植え付けられたこと。1944年9月以前の朝鮮半島出身労働者については、強制性は基本的になかったこと。44年9月以降の徴用のときも、法的強制性があったことを見逃すことはできないが、奴隷狩りのように引っ張っていったことはなかった。「強制動員」はあったが、「強制連行」は間違いだと主張した。

これに対しクウォン氏は「植民地時代全体について矛盾・痛みというか、日本の戦争じゃないですか。その時日本人だったとはいえ、朝鮮の人が徴兵なり徴用、慰安婦という形で動員させられたことのねじれ。日本が負けてくれた方が独立できるが、日本と一緒に戦う矛盾」が韓国人の感情に影響していると指摘した。
なぜ韓国側に日本の戦後補償の取り組みや反省の意が伝わらないのか
ただし、どんな経緯や韓国人の思いがあるにせよ、日韓の様々な補償・賠償問題は、1965年の国交正常化に伴う請求権協定で最終的に解決済みというのが両国の約束だ。新藤氏は、協定締結にあたっては日本が労働者への賠償を持ち掛けたものの、韓国政府は自分たちがやると言ってきたと指摘した上で、今日までの経緯をこう語る。

「(日本は)賠償はきちんとやりますと。それは日本が併合したことによって痛みを感じただろう、迷惑もかけただろうということで国として決着したこと。それも何度もこれまで首脳が確認し、金大中大統領の頃に、これこそ最後だと言うことで謝罪を何度もやって基金を設立すれば、少しすると政権が変わりまた蒸し返されてということを何度もやってきた。この心情を韓国人の人たちには理解してもらえないのかと。請求権協定で、当時の韓国の国家予算の1.6倍ですか。その予算を日本も借金してお支払いした、この事実は一般の韓国の人たちには伝わっていないのかと思ってしまう」
新藤氏の憤激「韓国内の争いの巻き添えにしてもらいたくないんだよ!」
それなのになぜ戦後賠償でここまで対立してしまうのか。クォン氏と新藤氏が議論した。

クォン氏
「実は徴用工の問題に関しては韓国でもいろんな意見があるんです。ソウル大学で授業をしたが、学生もこの判決にはちょっと無理があるんじゃないかとか、日本との国際的な条約もあるし、韓国は今お金がないわけでもないのにお金をくれくれみたいになっている状況も、韓国の若いプライドからしてもおかしいんじゃないかという意見もある。何らかの妥協策も可能だったと僕は思うのに、7月に輸出規制に絡めてしまったと向こうはとらえているので、反発も起きている。輸出規制をとりあえずちょっと止めて、もう一回この問題をガチに話し合いましょうと」

新藤氏
「根本的に勘違いをされている。今回の輸出規制・管理強化を、意趣返しだったり、日韓関係が信頼できない、歴史的問題が日本の意に沿わないから報復的にやっているんじゃない」

クォン氏
「しかし向こう(韓国)ではそうとらえている。対話をしないと」

新藤氏
「根本的にはこの問題は韓国の国内問題ですよ。進歩派といわれる左派のみなさんと、昔の軍閥や財閥の支配層の闘争じゃないですか。かつて日本に連携した人たちを排撃することで今まで虐げられたと言ってきた人が、自分たちが権力を取ろうとしている。その時に日本を使っているという事になる。巻き添えにしてもらいたくないんだよ!」

各氏が今後の日韓関係への提言。新藤氏は政府肝いりシンクタンク創設を提言

今回の問題が韓国国内の政争に利用されているという新藤氏の見解については、イ氏は勿論、クォン氏も同意していた。議論の最後には、各氏から今後に向けての提言がなされた。

クォン氏
「終植(植民地時代終結)記念日を作ると。これだけ問題が出てきているのは植民地が終わっていないということ。植民地体制を乗り越えて終わらせるという記念日か何かを作るよう働きかけてほしい」

記念日を作れば韓国の人が納得するかというと甚だ疑問だが、それほど韓国の人は反省も含む日本の戦後対応にまだ納得していないということなのか。イ氏は今後に向けこう語る。

「韓国の教育では反日種族主義から脱するための教育が必要だ。日本を絶対悪とみなす。観念的な虚像を作り上げ敵対視している。こういう非科学的観点から逃れる必要がある」

そして新藤氏は、韓国政府がシンクタンクに出資して、国際社会で自国の主張が正しいとの宣伝戦をしかけているの対し、日本も負けない体制を作ることが重要だと指摘した。

「私たちが政府に提案しているのは、日本もきちんとした政策シンクタンクを作ろうと、そして領土や主権や歴史問題に関する国際的な情報発信をもっと継続的に総括的にやっていこうじゃないかと。それは韓国に対してもそうだし中国も勿論そうだ。アメリカや欧州でも継続的にシンポジウムをやるとかいうことを国家戦略としてきちんとやっていこうと」

ちなみにクォン氏は韓国の世論も背負う知日派として「私が冷静になるべきだと(韓国に向けて)言うと、お前は日本に住んでいるからだとか(韓国人に言われる)。日本でこんなに僕は叩かれているのに、向こうにいけば向こうで叩かれる状況だ」と嘆いていた。

そのクォン氏は最後に、「日本を隣人でありパートナーとして、日本の戦後の取り組み、いろんな談話とか基金、日本側も頑張っている所はあるんだということを見ながら、我々もどうすべきかしないと。今回こういうことが知れたんです。村山談話にしても色々な基金にしても。有難かったなという事を認めて知らないと」と話した。

輸出管理強化を別にすれば韓国の一方的措置が続いた現下の日韓情勢について、日本が譲歩する余地はほぼないだろう。その上で、反日種族主義なるものを乗り越えようと韓国内に表れ始めた変化を注視しつつ、今回の関係悪化を奇貨として、積年の課題を乗り越えた正常かつ大人の日韓関係が長期的に構築できるならば、それに越したことはないはずだ。

(フジテレビ政治部)

FNN PRIME編集部



韓国社会の特徴として、建設的な議論のできる常識人と、非常識人の割合が、
通常の社会とは逆転しているように見えること。

それがどこまで反日教育の影響で、どこまで歴史的慣習の影響で、どこまで種々の精神的問題のせいなのかが解らないが、暴力的でなくとも、なぜこういう理屈になるのか理解不能でかみ合わないまま、やがて議論を諦める人も多数いる。
しかし、この記事の討論は、話がちゃんとかみ合っていることだけは確か。

あおり運転・暴行…日本はすぐ顔を公開し逮捕、韓国はノロノロ捜査

8/19(月) 11:00配信

18日、大阪市内で40代の会社役員の男が警察に逮捕された。高速道路であおり運転をしていて、自分の車と接触事故を起こした相手ドライバーに対して暴行した容疑だ。日本の警察は加害者を特定するとすぐにその顔や名前などを細かく公開して指名手配し、犯行から8日目で逮捕した。

 だが、韓国で起こった同様の事件は45日間「捜査中」だ。加害者は今も街をかっ歩している。済州島で発生した、通称「済州カーニバル暴行事件」だ。韓国の警察は加害者を見つけても、その加害者が「忙しい」と言うと事情聴取日を先送りし、17日後に一度だけ出頭させて聴取した後、在宅で立件した。身元は依然として公開されていない。韓国で「道路上の暴行」が後を絶たない背景には、捜査機関のこうした生ぬるい対応があると指摘されている。

■日本ではすぐに顔を公開、8日後に逮捕

 会社役員の宮崎文夫容疑者(43)は10日、代車として借りていた外国製スポーツタイプ多目的車(SUV)を運転して茨城県内の高速道路を走っていた。前を走っていた乗用車を見つけた宮崎容疑者はその乗用車を追い越し、その後も車線変更を続けて乗用車の走行を妨害し、自分のSUVを止めた。後から来た乗用車は止まりきれず、宮崎容疑者のSUVとぶつかった。すると宮崎容疑者は大声を上げて車から降り、被害者男性の乗用車に近づいてきて、「殺すぞ」と顔を複数、こぶしで殴った。この様子は被害者の乗用車のドライブレコーダーにそのまま写っていた。
 被害者が通報すると、警察はすぐに被害者の乗用車に残っていた指紋を採取、SUVを貸していた会社を家宅捜索し、加害者の身元を割り出した。犯人が特定されたと判断するや、すぐに容疑者の氏名と顔を公表、全国に指名手配した。警察は「高速道路であおり運転により危険な状況を招いたため逮捕する必要がある」と発表した。警察は、宮崎容疑者が最近もほかに2カ所であおり運転をしていたことを確認して捜査に乗り出した。

 この間、日本のメディアは警察が公表した容疑者の身元を事細かく報道した。出身地や出身校、職業はもちろん、性格や子どものころの様子、親の身元まで伝えた。「『車』と『女』に宮崎容疑者は昔から執着していた」という昔勤めていた会社の同僚のインタビューまで報じられた。日本人たちはソーシャル・メディアで加害者の身元に関する情報を転載し、すみやかな逮捕を応援した。

 結局、宮崎容疑者は犯行から8日目に逮捕された。捕まえに来た警察官に対して「自ら出頭するって」「逃げも隠れもしません」と大声を上げたが無駄だった。「警察は事件時に宮崎容疑者の車に同乗していた50代の女に対しても犯人隠匿罪などで逮捕状を請求する方針だ」と日本のメディアは報道した。

■韓国では17日目にして出頭させるも帰宅

 会社員A氏は先月4日午前、済州島で家族と一緒に乗用車に乗り、済州市朝天邑内の道路を走っていた。その時、B氏(33)が乗っていた起亜自動車のミニバン「カーニバル」がウインカーもつけずに突然、前に割り込んできた。A氏がクラクションを鳴らして抗議すると、B氏は車を止めて降りてきて、A氏に水の入ったボトルを投げつけ、こぶしで殴った。B氏は自分の暴行の様子を撮影していたA氏の妻をののしり、携帯電話を奪って道路の外に投げた。A氏夫妻の車に乗っていた5歳と8歳の子どもたちはこの様子をずっと見ていた。

 A氏は警察に通報した。加害者の身元はすぐに分かったが、捜査は一日、また一日と先送りされた。警察は「B氏個人の事情」を理由に事件発生から17日目になってようやくB氏を出頭させて事情聴取した。B氏は警察の聴取に「腹いせにやった」「私は間違った運転をしていない」と語ったという。警察はB氏を暴行と器物損壊容疑で在宅のまま立件した。被害者A氏に対する事情聴取は始まってもいない。済州東部警察署の関係者は「京畿道居住のA氏個人の事情で聴取日程が決まっていない」と語った。インターネット上には、「加害者B氏が誰なのか調べよう」という書き込みが掲載された。しかし、警察は「B氏が望んでいない」として情報を何も公表していない。事件時のショックでA氏の妻は精神科の治療を、子どもたちは心理療法を受けている。

 法律だけを見れば、韓国側の処罰の方が厳しい。日本で危険運転をして人にけがを負わせた場合の罰則は「15年以下の懲役」だ。韓国は「3年以上の懲役」(運転者暴行・傷害)となっている。これは無期懲役もあり得るという意味だ。交通事故専門のハン・ムンチョル弁護士は「捜査機関の生ぬるい対応と裁判所の軽い処罰が同様の犯罪の量産につながることになる」と話している。

真実より暴力の国 韓国あおり運転


韓国で日本統治からの解放記念日祝うろうそく集会「ノー・安倍」も

8/17(土) 14:06配信
【8月17日 AFP】韓国ソウルで15日、1910年から45年まで続いた日本による統治からの解放を記念する「光復節(National Liberation Day)」を祝い、安倍晋三(Shinzo Abe)首相の政策に抗議するろうそく集会が開かれた。(c)AFPBB News


韓国国民76.2%「日本の経済報復撤回ないなら不買運動続く」

8/16(金) 13:58配信 中央日報
   
韓国国民の76.2%が「日本が経済報復を撤回しない限り、不買運動は続く」と答えた。

韓国の世論調査専門機関リアルメーターがtbsの依頼で14日、全国19歳以上の成人501人を対象に日本製品不買運動がいつまで続くかに関して質問した結果、「日本経済報復撤回時点」が34.9%、「日本の侵略謝罪・賠償時点」が28.1%、「日本の侵略謝罪・賠償以降も持続」が13.2%で、日本が経済報復を撤回しない限り不買運動が続くと予想した回答は76.2%であることが集計された。

日本が経済報復を撤回する前に不買運動が中断されるだろうと答えたのは13.0%にすぎなかった。

特に20代では、たとえ日本が経済報復を撤回しても過去の侵略に対して謝罪して賠償するまで(31.2%)、謝罪・賠償以降も(25.2%)不買運動が続くという回答が多かった。

今回の調査の標本誤差は95%信頼水準で±4.4%ポイント、回答率は4.2%となっている。



ビジネスのことしか頭にない能天気な日本企業も、
さすがに韓国との取引を見直さざるを得なくしてくれるのはありがたいが。


韓国反日運動はここまで来た 日本車への“あおり運転”も

8/17(土) 16:00配信

「BOYCOTT JAPAN 行きません、買いません」──日本政府の輸出管理強化措置により「ホワイト国」から除外された韓国では、これを合言葉にした「日本製品不買運動」が続いている。韓国メディアは一様に日本の措置を「経済報復」と決めつけて報じ、文在寅大統領は「二度と日本には負けない」と発言、国民感情を煽ってもいる。
 その結果、韓国では何が起きているか。『韓国「反日フェイク」の病理学』(小学館新書)の著書がある韓国人作家・崔碩栄氏がソウル在住の男性A氏から聞いた出来事は象徴的だ。
「A氏が市内をレクサスで走っていたら、突然、後ろからハイビームとクラクションを受け“あおり運転”をされたそうです。A氏は普通に走っていただけなので悪いことはしていない。腹が立った彼は、後ろの車をふさぐように停車して、相手の運転手に『一体なんだ』と詰め寄ったのです」(崔氏、以下同)
 もはや一触即発の状況だが、腕っぷしには自信がある柔道経験者のA氏に対し、相手はとても喧嘩などしそうにはない、真面目そうな普通の男性だったという。
「相手は、A氏に向かって大声で『こんな状況で日本車に乗っていいのか!』と言ってきたそうです」
 結局、警察が来たが、沙汰止みになったという。このエピソードを聞いた崔氏は、「ごく一部のパフォーマンスに過ぎなかった日本製品不買運動が、ついに一般の市民にも影響を及ぼし始めた」と感じたという。

今回の不買運動を始めたのは、もともと反日的な政治活動をしているプロ市民たちです。それへの支持もごく一部で、一般の韓国国民は“そうはいっても日本製品好き”だった。しかし、韓国のマスコミが日本側の措置を徴用工問題に対する『日本の経済報復だ』と報じ、不買運動に積極的に協力した。それが繰り返されるうちに、韓国の国民もそうした言説を信じるようになり、今では社会全体に(運動が)浸透したと言わざるを得ない状況です」
 飲食店でハイボールを頼んだ客が「まさかサントリーウイスキーじゃないでしょうね」と冗談めかして言うようなケースも、日常的な光景になりつつあるという。しかし、崔氏はこうした軽いノリの「日本不買」でも笑って済ますことはできないという。

「なぜなら、韓国社会では客観的な事実や科学が、国民扇動に負けた前例があるからです。2008年には、米国産牛肉の輸入再開決定をめぐり、韓国政府に対する大規模な抗議デモが起きた。この時、米国産牛肉を危険だと訴えていたのは市民運動家ばかりで、専門知識のある医師や科学者は『米国産を危険とする主張には根拠がない』と主張していた。でも、市民は専門家の言うことに聞く耳を持たなかったのです。
 それから10年以上経た今、米国産牛肉を『危険だから』という理由で食べない人はいません。結局、デモに参加した市民は運動家に煽られたわけです。

 今回の日本の輸出管理強化にしても、これまでの優遇措置を止めるだけで、輸出規制ではないという日本側の説明は、もはや韓国には届かないでしょう。日本側が何を言っても、韓国社会が許容できることしか聞いてもらえない状況は、慰安婦や徴用工などの歴史問題に通じるものがあります」
 しかし、韓国では日本製品はあらゆる場面で愛用されており、それを買わない、
使わないのは無理をしているようにしか見えない、と崔氏はいう。
日本製品を使う人、買う人はまるで“非国民”扱い。日本製品を我慢するのは、
“ぜいたくは敵だ!”“欲しがりません勝つまでは”のスローガンに通じます。まるで、戦時中の日本のようです」


アメリカなどの英語圏や外国に出て行った韓国人は
本国で習った歴史と、世界で記録されている歴史の違いに気づかないんだろうか?
気づいて発言したりしないんだろうか?
これほど近い時代で、山ほど資料が残っているのに。
一次資料に当たろうともしないのか。
時代の記憶がある世代がいなくなってきたとはいえ、
全くいないわけではないはずだけれど、
異論を唱えれば暴力で黙らせる国民だからか。
日韓併合の時代はいい時代だったと言った
老人の発言に腹を立てて、いきなり殴り殺した例もあれば、
ただ歩いていたアメリカ観光客を振り向きざまに殴ったyoutube動画もあった。
たまたまカメラを持って撮影中に
韓国男性が殴りかかってきたところが記録されていた。
それが、憤怒調節障害の国ということだろうか。

危険であれば、黙らざるを得ない。
真実よりも暴力のほうが強い。
人が黙る理由は、言えば危険だから。それに尽きる。

DHC、エヴァンゲリオン作者も…相次ぐ嫌韓発言

DHC、エヴァンゲリオン作者も…相次ぐ嫌韓発言に韓国市民の怒り噴出

8/13(火) 10:48配信


エヴァンゲリオン作者「汚い少女像」 DHCユーチューブ放送「韓国は熱しやすく冷めやすい国」  ネチズン「不買・脱ファン宣言」 「DHC追い出し国民請願」まで登場

 日本の“経済報復”がひと月以上続いている中で、日本の有名な漫画家や化粧品企業が運営する放送のパネラーが相次いで嫌韓発言をした事実が明らかになり、韓国市民たちは「脱ドク」(ファンが好きなものを止めること)や不買運動で批判に乗り出している。

 日本の有名な漫画「新世紀エヴァンゲリオン」の作者の貞本義行氏(57)は今月9日、自分のツイッターに「キッタネー少女像。天皇の写真を燃やして足でふみつけるムービー。かの国のプロパガンダ風習まるパク!」、「面白さ!美しさ!驚き!心地よさ!知的刺激性が皆無で低俗なウンザリしかない」という書き込みを掲載した。日本の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で日本国内の反対世論によって展示が中止された「平和の少女像」と日本軍「慰安婦」問題を扱ったドキュメンタリー映画主戦場」について「きたなくて低俗だ」と非難したのだ。

 批判世論が起こると、彼は「韓流アイドルも好きだし綺麗なモノは綺麗だと率直に話している。造形物として魅力がなく汚いと感じた」とし、「(少女像の)モデルになった方がいるなら申し訳ない」と釈明した。しかし、あるネットユーザーが「来年エバ(エヴァンゲリオン)の新作公開を待つ韓国人に一言お願いしたい」と質問すると、「見たけりゃ見ればいいし、見たく無ければ見なきゃいい。俺関係ない。最終回だしきっとスッゲーよ」と答えた。

 「エバおたく」(エヴァンゲリオンのファン)という言葉ができるほど厚いマニア層をつくった漫画家の嫌韓発言に、ファンは「脱ファン行列」を続けている。ネットユーザーたちは「こういう考えを持っている人の作品が好きだったなんて…持っているエヴァンゲリオンの漫画とDVDは廃棄処分だ」(@min****)、「私、今エヴァンゲリオンの漫画を全巻もっているけど全部売りたいです」(@Byu***)、「幼い頃エヴァンゲリオンを面白く見た思い出を壊してくれましたね。がっかりしました」(@Mmb************)などの反応を示した。

 韓国国内で年間売上高が100億ウォン(約9億円)を超える化粧品企業DHCも「嫌韓放送」で批判の中心に立った。DHCの子会社である「DHCテレビ」のユーチューブ放送に出演した日本人パネラーが、韓国の日本製品不買運動をあざける発言をしたからだ。同番組に出演したあるパネラーは「韓国はもともと熱しやすく冷めやすい国」と話し、また別のパネラーは「ろうそくを持って『NOアベ」というが、そのろうそくも日本製だ。だったら(日本製品不買リストにある)その1000品目にろうそくも入れてほしい」と話した。少女像についてもあるパネラーは「ピカソは作品性があって高いものだが、少女像などは何かをコピーしたようで軽い」とし、「じゃあ私が現代アートだと紹介しながら性器を見せてもいいのか」と嫌悪発言をした。

 同放送は、歴史的事実を虚偽で歪曲したりもした。あるパネラーは「日本人がハングルを統一させ、今のハングルが誕生した。(日本が)小学校も建てて、ハングルの教科書を作ってハングルを普及させてあげたし、鉄道が数十キロしかなかったのに6千キロに増やしてあげた」とし、「日本は収奪ではなく投資をした」と話した。これに対し、ネットユーザーらは「韓国で商売をし、日本で嫌韓放送をしている」「クレンジングオイルなど使ってきたが、今日から不買」などの反応を見せている。

 事態がこうなったにもかかわらず、DHCコリアは釈明の代わりに、公式インスタグラムのコメント機能を遮断した。さらに、3年前に吉田嘉明DHC会長がDHCの公式ホームページに「(在日韓国人は)日本に悪い影響を与えるから母国に帰れ」という文を掲載するなど、極右性向の企業家という事実が明らかになると、「DHCを韓国から追い出すべきだ」という主張まで出ている。一部のネットユーザーは「DHCテレビ」ユーチューブチャンネルを、ユーチューブ側に「憎悪や悪意的なコンテンツ」と通報したり、SNSに「#さよならDHC」というハッシュタグをつけて不買運動への参加を宣言するなどで対応している。大統領府国民請願掲示板には「日本製品DHC追い出し請願」という文が掲載された。

 企業もDHCの遮断に出た。昨年末基準で直営店舗数(168店舗)で2位を記録している化粧品ショップ「lalavla」(GSリテール)は12日、「オンラインモールとオフライン店舗でDHC製品を追加で発注しないことを決定した。すでに購入した製品は後方に陳列位置を変える予定」と明らかにした。lalavlaの関係者は「国民感情を考慮した決定」だとし、「すでに11日の売上高が前週の日曜日より5%ほど減った状態」と話した。

 これに先立ち、ユン・ドンハン韓国コルマー・韓国コルマーホールディングス代表取締役会長(72)が、6~7日に役職員700人余りが出席した月例会議で、ある極右性向のユーチューバーの映像を見せて波紋が起こった。日本の貿易報復に対する韓国政府の対応を批判するこの画像には「安倍は文在寅(ムン・ジェイン)の顔を拳で殴らないだけでもとてもえらい指導者」などの発言が含まれていた。ユン会長は前日「すべての責任を取り、この時間以後、会社経営から退く」とし、会長職を辞職した。しかし、オンラインコミュニティでは韓国コルマーの自社化粧品ブランドだけでなく、イニスフリーエチュードハウスなど韓国コルマーが製造した化粧品が多数含まれた「コルマー製品リスト」が瞬時に広がり、韓国コルマーは株価と売上の下落などで困難を強いられている。

オ・ヨンソ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

国連で韓国「徴用工のウソ」に反撃も、民間だけでは限界… 日本政府は表立って世界に発信を!

8/13(火) 16:56配信
【暴走する韓国】

 いわゆる「元徴用工」裁判の原告側は、国際世論を味方につけるべく国連への働きかけを開始した。座視すれば彼らの思いのままとなる。私が所属する「国際歴史論戦研究所」では6月末、代表団をスイス・ジュネーブの国連欧州本部に派遣し、国連人権理事会の場で徴用工問題をめぐり韓国に反撃した。

【写真で見る】徴用工問題の「ウソ」を訴えているイ・ウヨン氏

 主要派遣メンバーは、私と、長崎県端島(通称・軍艦島)の元島民の坂本道徳氏、韓国で徴用工問題の「ウソ」を訴えている落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)氏である。国連では最初に李氏が人権理事会本会議で、次のようにスピーチを行った。

 「日本で働いた朝鮮人は日本人と同一賃金であり、朝鮮人に対する差別はなかった」「監禁状態や強制収容所のような抑圧体制はなく、朝鮮人は自由であった」

 7月2日には、国連内でシンポジウムを開催した。

 坂本氏は、集まった国連人権理事会の関係者に対し、「私の故郷である軍艦島が『地獄の島』だったという、まったく事実でないことが世界に広まって、私たちの名誉が傷つけられている。悲しいことだ」と語った。切々とした坂本氏の訴えは、参加者の胸深くに響いたに違いない。

 李氏は、賃金などの具体的データをあげて差別を否定し、「慣れない朝鮮人労働者に危険な作業は一切させなかった」など、当時の実態を説明した。

 最後に私が、当時、日本国民である朝鮮人を徴用することは国内法上も国際法上も合法であること、朝鮮人労働者への補償問題は日韓間の正式協定で「完全かつ最終的に解決」していることを指摘して、シンポジウムを締めくくった。

 続く7月3日は、私が人権理事会本会議でスピーチを行い、韓国政府に次のように勧告するよう各国政府代表に訴えた。

 「韓国の未熟な法律システムを悪用して日本人の人権を侵害することをやめよ」「1965年に日韓両国間で締結された協定を厳守せよ」

 李氏はスピーチ直後から、韓国民から「死ね」などと、すさまじいバッシングを受け始めた。帰国後は地上波テレビMBCが李氏に「売国奴」の烙印(らくいん)を押し、彼の事務所には暴漢が現れて罵声を浴びせ脅迫した。

 しかし、彼は全くひるまない。韓国人が真実の歴史を知ることが日韓の断絶を防ぎ、「韓国の赤化を阻止する」という確固たる信念があるからだ。

 われわれの活動は先制効果を上げたが、これから韓国政府は国連で巻き返しに出るだろう。政府自体が反日暴走を続ける韓国に、民間の力だけで対抗するのは限界がある。

 日本政府は自ら表に立って「徴用工問題のウソ」を国連から世界に発信し、日本の名誉と国益を守るべく全力を尽くしてほしい。

 ■松木國俊(まつき・くにとし) 朝鮮近現代史研究所所長。1950年、熊本県生まれ。73年、慶応大学を卒業し、豊田通商に入社。直後から韓国担当を務め、80~84年、ソウル事務所に駐在する。秘書室次長、機械部次長を経て、2000年に退社。松木商事を設立する。韓国問題を長く研究しており、「慰安婦の真実国民運動」前幹事長。著書に『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』(ワック)、『日本が忘れ韓国が隠したがる 本当は素晴らしかった韓国の歴史』(ハート出版)など。

韓国与党が日本“戦犯”企業との取引禁じる法案を提出 「戦犯ステッカー」も再燃

8/13(火) 20:14配信  産経新聞
   
【ソウル=桜井紀雄】韓国与党「共に民主党」の議員らは13日までに、韓国側が先の大戦に協力した「戦犯企業」だと名指しする日本企業と韓国の政府機関との随意契約を禁じる法律改正案を国会に提出した。日本政府の輸出管理厳格化に反発したもので、議員側は「歴史問題と国民感情を考えると、少なくとも政府の公共部門では、戦犯企業の製品購入を自制する措置が必要だ」と主張した。

 韓国調達庁が議員に開示した資料では、ここ10年間に韓国政府と傘下機関が「戦犯企業」とする日本企業から物品を購入したのは約21万9000件、約9098億ウォン(約780億円)に上り、このうち約3500件、約943億ウォンが随意契約だった。韓国メディアによると、三菱や日立、東芝キヤノンなどが生産したコピー機やプリンターなどが含まれるという。

 一方、ソウル近郊の京畿道(キョンギド)の「共に民主党」議員は、道内の小中高校で「戦犯企業」が製造した備品にそのことを示すステッカーを貼る条例案を近く道議会に提出する方針を明らかにした。3月にも同様の条例案を出したが、日韓関係に悪影響を及ぼすとの非難が相次ぎ、撤回していた。

 政府機関が特定国の製品の購入を制限することは国際規定に反するとの指摘もあり、世論がどのような反応を示すのか注目される。

日本の戦犯企業、2000年までは被害者と3回「和解」した

8/12(月) 18:03配信

光復節74周年企画
1997年、新日本製鉄 
法廷では「関係ない」と主張しながらも 
法廷外で交渉…慰労金・慰霊祭 
 
1999年、日本鋼管 
訴訟8年…法的責任は拒否したが 
「真摯な気持ちを表す」とし法廷和解 
 
2000年、不二越 
日本裁判所「違法な強制」を認め 
被害者たちに3千万円支払う 
 
2000年から変化 
米国で「反人倫犯罪訴訟」が広がると 
「請求権協定で解決した」と本格的に主張始まる

 光復(独立)を目前に控えた1945年夏。日本の岩手県にある日本製鉄釜石製鉄所に連合国の艦砲射撃が降り注いだ。これによって、強制連行によって同製鉄所で休みなく昼夜2交代労働を強いられていた少なくとも690人と推定される朝鮮人のうち、25人が死亡した。しかし、日本政府や日本製鉄は死亡者の遺骨はおろか、死亡通知すら送らなかった。逃亡を防ぐため強制的に貯蓄させられた未払い賃金もなくなった。しかし、1974年の労働者未払い賃金を整理した書類綴じが東京の古本屋で偶然発見され世に知られ、1995年9月、強制動員被害者遺族11人は日本製鉄(当時新日本製鉄)を相手に未払い賃金の支給や遺骨の返還などを要求する訴訟を東京地裁で起こした。

 日本製鉄は法廷では「旧日本製鉄と直接関係がない」と主張しながらも、法廷外では交渉チャンネルを開いておいた。職員を釜石に派遣して調査し、両弁護人団は生存者の証言を集めた。遺族らは訴訟で負けたが、1997年9月に「和解」が成立した。当時、日本製鉄は朝鮮人被害者が釜石で死亡した後、遺骨が返還されておらず、慰霊事業からも排除された事実を認め、慰労金として1人当たり200万円を支給した。遺族を日本に呼び、慰霊祭も開いた。現在、日本政府の後ろに隠れて賠償を拒否する戦犯企業である日本製鉄の知られざる過去だ。

 強制動員被害者の訴訟は韓国の裁判所に先立ち、1990年代に日本の裁判所でも行なわれた。加害当事者である日本にまず責任を問うためだった。被害者と遺族たちは、大半が訴訟で負けたが、1997~2000年の間に3件の「和解」が行われた。

 1942~1944年、キム・ギョンソクさんは日本鋼管川崎工場で強制労働をさせられた。10代後半に工場に連行され、過酷行為を受けたキムさんは、故郷に帰ってからも長い間後遺症を患った。彼は1991年3月、東京地裁日本鋼管を相手に賠償金1000万円と謝罪を求める訴訟を起こした。日本鋼管は法的責任を最後まで拒否したが、キムさんが工場での過酷行為によって長い間障害をもって生きてきたことについて、「真摯な気持ちを表す」とし、訴訟提起から8年後の1999年に慰労金410万円を渡した。東京高裁で行われた初めての「法廷和解」だった。

 現在、強制執行の手続きが進められている不二越も、意外な履歴がある。1992年9月、韓国女子勤労挺身隊員らが起こした訴訟で、富山地裁消滅時効などを理由に請求を棄却しながらも、「学校に行ける」といって少女たちを騙したのは違法的な強制動員だと判断した。日本の裁判所の戦犯企業認定に続き、米国で集団訴訟の動きが起きたことを受け、不二越は2000年7月、被害者らに約3千万円を支払って和解した。

 慰労金の支給など前向きな態度を示した20年前と違い、現在日本の企業は日本政府に同調して、賠償を拒否している。学界では、自国民でなくとも反人倫犯罪の裁判が可能な米国裁判所に訴訟が拡大された2000年から変化が始まったと見ている。米国で強制動員の被害者たちが訴訟戦を始めると、緊張した日本が「韓日請求権協定で完全に最終的に解決した」という新しい対応論理を本格的に主張し始めたということだ。

 イ・サンヒ弁護士(法務法人チヒャン)は「一部の企業は過去の過ちに対して慰労金を支給し、これは解釈によっては賠償としての性格もある。日本側は現在の状況に対して過敏反応する必要はなく、過去の延長線上で現在の状況を見なければならない」と述べた。

コ・ハンソル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )


脱北者親子の遺体発見、餓死か 韓国・ソウル

8/13(火) 20:43配信
   
【AFP=時事】韓国の首都ソウルで、北朝鮮から脱出した女性とその幼い息子が自宅アパートで死亡しているのが見つかった。同市警察が13日、明らかにした。地元メディアは、2人は餓死したとみられると報じている。

【特集】買い物する親子、マンションに住む夫婦、遊園地の少女…北朝鮮で暮らす人々

 母親と息子(6)の遺体は、先月31日に発見された。当局は、死後約2か月が経過していたとみている。

 同市冠岳(Gwanak)警察署は、「殺人や自殺の形跡はなかった」と明かし、検視結果を待っていると説明した。

 韓国に暮らす脱北者は当局からの補助金の受給資格があるが、北朝鮮とは全く異なるソウルの社会に溶け込むことに苦労する人もいる。

 東亜日報(Dong-A Ilbo)によると、40代とみられる母親は2か月前に、自身の銀行口座から3858ウォン(約330円)を引き出していた。家賃やガス料金は1年以上滞納しており、遺体発見時、冷蔵庫は空だったという。

 同紙の報道では、女性は中国とタイを経由して2009年に韓国入り。韓国系の中国人男性と結婚して中国に転居するも離婚し、昨年息子と一緒にソウルへ戻ったが、職に困ったとされる。

 韓国経済はアジア第4位とはいえ、近年では貧困や社会的孤立に起因する一家死亡の報道が後を絶たない。

 昨年公表された政府統計によると、心的外傷や孤立、経済的困窮が理由で自殺する脱北者の割合は、韓国人全体に比べて3倍に上るという。【翻訳編集】 AFPBB News

脱北者を待ち受ける韓国での新たな抑圧と偏見の壁

2018年4月26日 19:30 発信地:ソウル/韓国 [ 韓国・北朝鮮 韓国 ]

【4月26日 AFP】北朝鮮のエリート士官だったチュ・スンヒョン(Joo Seung-hyeon)さん(37)は、自分が地雷原や監視塔を避けながら非武装地帯(DMZ)を渡って韓国に亡命したときは、これから希望に満ちた新生活が始まるのだと信じて疑わなかった。だが現実は、予想以上に複雑なものだった。
 チュさんはこれまで、単純労働の仕事を得るため数え切れないほどの面接に臨んだが、強いなまりが出た途端に断られてきた。ようやく仕事に就いたレストランでは、給与を韓国人の半分しかもらえなかったこともある。韓国人は「北の同胞」を「貧しく、文明を知らない野蛮人」と見なし、社会から排斥しているとチュさんは話す。
 だがチュさんは、ラジオ放送を繰り返し聞いてなまりを直し、空き時間を利用して学位を取得。さらに、南北統一をテーマにした研究で博士号まで取った。脱北者が博士号を取得したケースは初めてだという。

チュさんは、根本的に異なる社会に住む脱北者が直面するさまざまな課題について詳述した本を書き上げたばかりだ。
 朝鮮戦争Korean War)の休戦協定が結ばれてから、北朝鮮の貧困と抑圧から逃れるために危険を冒して韓国に亡命した人々は3万人を超える。そんな彼らを、自由を切望する人間の象徴とする見方も多い。
 統一という目標は、大韓民国憲法に明文化されており、韓国は大々的な宣伝活動を展開して脱北者を歓迎した。1970年代や1980年代には、「英雄」として全国的に有名になった脱北者もいる。
 しかし1990年代に北朝鮮で数十万人が死亡する飢饉(ききん)が発生すると、韓国にはそれまで数える程度だった脱北者が雪崩を打って押し寄せるようになり、歓迎ムードはぷつりとやんだ。
 国民感情は悪化し、今では多くの脱北者がまともな仕事を見つけることや友達をつくることの難しさを嘆く。彼らの知識や技能の大半は韓国では時代遅れか不適切と見なされ、白い目で見られたり、うさんくさく思われたりすることもしょっちゅうだ。

■「脱北者の『汚名』をすすぐことはできないのかもしれない」
 脱北者の失業率は韓国全体の割合の2倍近い7%に上り、その一方で、月収は全国平均の約半分程度。ある研究では、脱北者の約20%が詐欺や窃盗、その他の犯罪の餌食になっていることが明らかにされ、定着を支援する目的で国から支給された約1万9000ドル(約200万円)の助成金を失う人も多いことが指摘されている。
 チュさんが2002年に韓国に亡命した理由の一つには、南北軍事境界線に沿って韓国軍が設置していた巨大なスピーカーから大音量で聞こえてきた「自由で豊かな暮らし」を約束する放送に引かれたこともあった。当時チュさんは、その境界線の北朝鮮側で自国のプロパガンダを流していた。
 警備の職務を放棄したチュさんは、電流有刺鉄線の柵の下をはって地雷原を歩き、わずか30分でDMZを渡り切った。
 だが韓国社会が強いる抑圧は、チュさんにとっては衝撃的だった。
「私が突然、身を置かれたのは、適者生存のルールに支配された超競争社会だった」とチュさんは書きつづっている。「この現実は、私が一人で軍事境界線を越えたあの凍える夜よりも冷たかった」「私は、脱北者という『汚名』をすすぐことは決してできないのかもしれないと悟った」
 学位を取得した後でさえも、自分が脱北者であることを明記した100通以上の求人応募書類はことごとくはねつけられた。だが脱北者であることを隠した途端、面接までこぎ着けられるようになり、仕事のオファーさえいくつかもらえるようになった。
 チュさんは現在、いくつかの大学で教えている。そんな自らの立場は「ラッキーで珍しいケース」だと語った。
 チュさんの本には、痛ましい話がいくつも書かれている。ある脱北者は、苦労して大学の卒業証書を得たにもかかわらず、就職先が見つからずに自殺した。
 脱北者を「関わりを持ちたくない相手」と見なす人々もおり、ある男性は、子どもを通わせていた学校で韓国人の保護者たちから、うちの子と付き合わせるなと公然と抗議する声が上がったことから、他国への移住を余儀なくされた。
 2000年以降、軍事境界線を越えて韓国に渡った北朝鮮兵士はわずか9人で、チュさんはその一人だ。昨年11月には、1人の北朝鮮兵士が同僚たちから銃撃されながらも韓国に亡命した一件が世界中で大きく報じられた。
 しかし、残る脱北兵のうち2人は薬物乱用や殺人未遂で服役しており、別の1人はアルコール依存症になり肝臓がんで死亡した。この他、ナイトクラブのチラシ配りをしていたときに自動車にはねられ障害を負った者や、別の国に移住した者もいる。
「(亡命した)兵士の多くは、韓国に来たことを後悔していると話す」とチュさんはAFPに明かした。

北朝鮮に戻った脱北者のその後は分からない
 しかしチュさん自身は、そうは思っていない。10代や20代の若い脱北者は「とてつもなく大きな希望」を抱き、年長の脱北者たちよりもはるかに早く韓国社会に溶け込むことに成功しているようだとチュさんは言い添えた。
 韓国政府のアンケート調査では、同国在住の脱北者の約4分の1がホームシックにかかり、少なくとも一度は北に戻ることを考えたことが明らかになっている。
 実際に帰国した人々もいる。ここ数年、北朝鮮の国営メディアには、そのうちの少なくとも20人が登場し、南にいた頃の「地獄のような」日々を涙ながらに語ったり、「二級市民」として格下扱いされたと告白したりしている。
 しかし韓国政府は、このうちの数人は北朝鮮に拉致されたと主張。彼らのメディア出演は台本に則したものと考えられ、その後、どんな運命をたどったかは知る由もないと非難している。人権団体の説明によれば、北朝鮮では脱北者に対し厳罰が与えられる。
「私は、韓国社会を地獄だと思ったことは一度もありません」とチュさん。「でも命の危険を冒して韓国にやって来たのに、社会的な差別や偏見のせいで自殺したり外国に移住したりする人たちを見ると、胸が痛みます」と続けた。(c)AFP/Jung Hawon

縄文人の全ゲノム解読 日本人の起源解明へ


縄文人の全ゲノム解読 日本人の起源解明へ
科学&新技術
2019/5/23 4:30
情報元
日本経済新聞 電子版


国立科学博物館国立遺伝学研究所東京大学などの研究チームが縄文人の全ゲノム(遺伝情報)解読に成功した。縄文人が3万8000~1万8000年前に大陸の集団からわかれたことが推定できた。人類学の研究に最新のゲノム解析を取り入れる流れは世界的にも進み、従来の見方を変える画期的な成果が出ている。縄文人ゲノムの完全解読で、
日本に住む人々の起源を探る研究の加速が期待される。

イメージ 1


縄文人は約1万6000年前から3000年前に日本列島に暮らしていた人々だ。アフリカ大陸で生まれた人類は4万~5万年前に東アジアに進出。大陸から南西諸島や朝鮮半島樺太などを経由して日本列島に渡ったとみられている。狩猟採集生活を営み、各地に広く分布していた。3000年前以降は大陸から弥生人と呼ばれる新たな集団が渡来し、混血が進んだ。

国立科学博物館などのチームは礼文島(北海道)の船泊遺跡で1990年代に発掘された、約3800~3500年前の縄文人女性の歯からDNAを抽出。得られた遺伝情報を現代の東アジアの人々と比べることで、縄文人の祖先集団が現代の漢民族の祖先とわかれた時期がわかった。
これまでも様々な発掘物や史料の組み合わせで時期を推定していたが、ゲノム情報だけで年代を絞り込めたのは今回が初めて。国立科学博物館研究員の神沢秀明さんは「日本で有史以前の人類の全ゲノムが正確に解読されたのは初めて」と言う。

ゲノム情報からは今回解読した1人の縄文人女性の詳しいプロフィルも分かった。
脂肪を分解する遺伝子の変異があり、狩猟による肉中心の脂っこい食事に適した体質だった。酒にも強かったとみられる。顔つきについてもいくつかの遺伝的な特徴がわかり、研究チームは2018年には顔の復元図を発表している。

ここまでの情報が読み取れるのは、解析した骨の保存状態がよかったからだ。通常は骨の中でDNAの分解が進んだり、他の生物のDNAが多く紛れ込んだりする。特に骨の保存状態は温度に左右されやすく、温暖な西日本や沖縄では骨の中でDNAの分解が進みやすい。発掘後に分解が急に進むこともある。神沢さんは「全ゲノム解析が行えるケースは多くないだろう」と言う。

研究チームは今後、30体ほど解析して地域差を調べる考えだ。こうして縄文人のデータベースができれば、縄文人がどのように日本列島へ広がったのか、その後日本列島にやってきた弥生人縄文人の間にどのような交流があったのかがわかるようになる。遺伝病の起源などがわかり、医学研究にも役立つ。

人類学の研究に、最新のゲノム解析技術を取り入れるのは国際的な流れだ。03年の現代人のヒトゲノム完全解読を契機に、医学や生物学の研究でゲノム解析が一般的に行われるようになり、解読技術が飛躍的に進歩して安価に解析できるようになった。
これが古代人と現代人の比較研究にも広がったわけだ。

これにより、従来の人類史の見方を変える様々な発見がもたらされている。例えば、
約2万~3万年ほど前に絶滅した人類のネアンデルタール人は、現代人のホモサピエンスと交流はなかったとされてきたが、ゲノム解析によって私たち現代人が彼ら由来の遺伝子を受け継いでいることが10年にわかった。

さらに近年、発見された新種の人類をゲノム解析することで、様々な種類の人類が交流する人類史の姿が明らかになりつつある。08年にロシアで化石が発見された新種の人類「デニソワ人」は、ネアンデルタール人との間に子をもうけていたことが18年に判明。一部の現代人はデニソワ人の遺伝子を受け継いでいるという見方もある。

古代人のゲノム解析は、これまで欧米の研究チームを中心に進んできた。東アジアは近年新種の人類の発見が相次いでおり、注目を集める。研究チームを率いる遺伝研教授の斎藤成也さんは「遺伝情報を公開し、海外とも共同研究を進めたい」と話す。成果は日本だけでなく、東アジアの人類学の発展に貢献する可能性がある。(出村政彬)


縄文人弥生人
 縄文人が日本列島で暮らすようになった後、約3000~1700年前に弥生人は新たに渡来した。縄文人弥生人の間では混血が進んだ。今回の研究では混血に地域差があることも分かった。東京で試料を取った本州の人々は、縄文人のゲノムを約10%受け継いでいた。一方、北海道のアイヌの人たちは約7割、沖縄県の人たちは約3割だった。
 研究チームによると、弥生人の渡来は一度ではなく、2つの集団が異なる時期に
日本列島に渡来した可能性があるという。縄文人と現代人のゲノム比較から現代人の持つ弥生人のゲノムの特徴も分かると期待されている。


縄文人 - Wikipedia

縄文人(じょうもんじん, Jomon people)とは、縄文時代に日本列島に居住していた人々の総称。約1万6000年前から約3000年前まで現在の北海道から ... こうした特徴を持つ人々が日本列島に出現した時期は、最終氷期の最寒冷期(紀元前160世紀すなわち1万8000年前に氷河が堆積して ... の中期のたった一人である為、時代、地域共に広範囲での多数の検証が期待される。3500年前の礼文島縄文人女性の全ゲノム解析は、 ... C1a1とC2aは日本人固有であり、現在の日本ではおよそ5%の頻度で発見されている。

旧石器時代後の、約1万6,500年前の紀元前145世紀から約3,000年前の紀元前10世紀にわたる縄文時代の文化は、概ね現在の日本に分布していた。そのため、この地域に居住していた縄文土器を作る新石器時代人を縄文人と見ることが出来る[2]。平均身長は男性が160cm弱、女性は150cm弱でがっしりとしており、彫りの深い顔立ちが特徴で、世界最古級の土器を作り、約5000年前の縄文中期には華麗な装飾をもつ火焔土器を創り出すなど独自の文化を築いた[1]。東南アジアに起源をもつ人々ではないかと考えられてきたが、父系・母系両方の遺伝情報が入った核DNA解析の結果(三貫地貝塚人骨、船泊遺跡縄文人骨)、東ユーラシアの人々の中では遺伝的に大きく異なる集団であることが判明した[1]
なお、もともと新石器時代という概念はヨーロッパを対象とした考古学における概念で農耕の存在を重視するものだったため、1960年代からしばらくの間は縄文文化は新石器文化に分類されていなかった。
この縄文人は時期によって異なるが地域ごとに4から9のいくつかの諸集団に別れていたと考えられている[3]。日本列島(旧石器時代のこの海域は後述のように、現在とは相当に異なった海岸線を持っていた)に居住していた後期旧石器時代の人々が、後に縄文文化と総称される文化形式を生み出し、日本における縄文人諸集団が出現したと推測されている。


分子人類学から見た縄文人のルーツ[編集]

父系のルーツ[編集]

父系のルーツを辿ることができるY染色体ハプログループは、数万年にわたる長期的な追跡に適しており、1990年代後半から研究が急速に進展した。それに伴い、現代日本人は従来考えられてきたよりも色濃く古モンゴロイド縄文人の血を引き継いでいる事が判明してきた。
崎谷満の分析では、日本人は主にY染色体ハプログループD1bの縄文系とハプログループO1b2弥生系を起源とする事が明らかになった。このハプログループD1bアイヌ人沖縄人・本土日本人の3集団に多く見られるタイプであり、朝鮮半島中国人漢民族)には全く見られない。このハプログループD1bアイヌ人の88%に見られることから、D系統はかつての縄文人(古モンゴロイド)のものであると考えられている。但し縄文人のハプログループがD1bだけだった訳ではなくハプログループC1a1もあったことが知られているが、多数派として現在まで伝わったハプログループがD1bだといえる[8]
ハプログループD系統はYAP型(YAPハプロタイプ)ともいわれ、現代アジアにおいて支配的なO系統C2系統とは分岐から7万年以上経ており、最も近縁であり同じYAP型であるE系統とも6.5万年前に分岐した系統である。現在D系統は、日本列島以外で高頻度の地域はチベット[9][10]アンダマン諸島[11]しかない。
なお、当時の弥生人や現代東アジアにおいて支配的なO系統は、ウラル系N系統コーカソイド系において最多的なR系統などと近縁であり、YAP型(D系統、E系統)とは全く異なるグループである。以上のことから縄文人から自然進化的に弥生人が派生したという説は完全に否定されている。
日本列島にD系統の人々が入ってきたのは数万年前の最終氷期地続きの時代と考えられている。その証拠として、日本人のD系統にのみ見られる多くのSNPの発生があげられる。SNPは突然変異により発生する確率的な事象であるから、発生数によって時間の経過が分かるのである。日本固有のD1b系統はその発生から3.5-3.7万年ほどたっているとされ[12]、考古学から求められる日本列島に最初に現生人類集団が到来した時期と一致している。
長らく縄文人の人骨よりY染色体ハプログループは分析されてこなかったが、北海道礼文島の船泊遺跡(縄文時代後期前葉から中葉(約3,800~3,500 年前))から出土した人骨・船泊5号のY染色体ハプログループがD1b2a(D-CTS220)であることが判明した[13]。これにより「ハプログループD1bは縄文系である」という従来よりの仮説に一つ近づいたが、検証したのは長い縄文時代の中期のたった一人である為、時代、地域共に広範囲での多数の検証が期待される。3500年前の礼文島縄文人女性の全ゲノム解析は、エスキモーのような動物性油脂の消化に優れていたことを示している。https://www.sankei.com/life/news/190513/lif1905130030-n1.html とりわけハプログループC1a1は拡散年代と縄文文化開始の時期が一致しており、今後の研究いかんによっては初期の縄文人の主要なDNAとなる可能性がある。C1a1とC2aは日本人固有であり、現在の日本ではおよそ5%の頻度で発見されている。

母系のルーツ[編集]

父系のルーツを辿れるY染色体ハプログループに対し、ミトコンドリアDNAハプログループは母系のルーツを辿ることができる。ただし、ミトコンドリアDNAは稀に男性のDNAが混じることや、人間より検証個体の多いネズミのDNA測定では、ハプログループの分岐や時期が事実とは全く異なっていたから、あくまでもY染色体DNA等、他の資料と共に考察する必要がある。
ミトコンドリアDNA(母系)の分析によって縄文人のルーツの一角が解明され、日本固有のハプログループM7aや南方系と共通の遺伝子を持つハプログループBFを持つことが知られている。宝来聡の研究によると、「東南アジア少数民族から日本列島に位置する琉球弧人やアイヌまでが共通の因子を持つ」とされ、形質人類学においてはこれらの人々が縄文人と最も近いとされることから、縄文人のルーツは東南アジア旧石器時代人との見方が可能である[14]
これらを裏付けるように、国立科学博物館人類研究部 研究主幹の篠田謙一らの研究では、鹿児島県霧島市・上野原遺跡の縄文人(25,000年前)から同様にハプログループM7aが検出され、縄文人は、現在は海底に沈んでいる東南アジアフィリピン沖のスンダランドが起源で、北上して南九州に到達し、大隅半島西北部の小高い台地にある上野原遺跡と呼ばれる「最古のムラ」から日本全国M7a系統縄文人が拡散したと想定している。このM7a系統は、縄文時代にすでに北海道へも到達していたことが明らかとなっている。
さらに2010年までに沖縄県石垣島白保竿根田原洞穴遺跡から発掘された、旧石器時代人骨国立科学博物館が分析した結果、国内最古の人骨(約2万-1万年前)とされた4点のうち2点はハプログループM7aであることが明らかとなった[15]
しかしながら、溝口優司は、5万年から6万年前にインドを経由し東南アジアで放散した東アジア人全体の祖先[16]の中から日本列島に到達したグループは複数存在し、東南アジアから北上する過程で台湾南西諸島を経由し日本列島に到達した場合もあれば、一度北上し1万5千年前にバイカル湖周辺で寒冷地適応した後に南下し朝鮮半島や中国から日本列島に移住した場合、バイカル湖を経由せずに大陸を海岸沿いに北上し、ブリヤートあたりから南下したルートが存在すると考えると、日本列島の遺伝的勾配をうまく説明できるという説を唱えている[17]。この説の要点は東アジアグループの成立年代が6万年前であり、バイカル湖で寒冷地適応したグループがアフリカから中央アジアを経由したわけではないので、宝来や篠田の説とも矛盾しないが、溝口の説はあくまで仮説の域であり、確証となる根拠は皆無である。
いっぽう尾本惠市崎谷満などの分子人類学者は東アジアへの人類到達はヒマラヤ山脈の北方を経由したとする「北回り説」を唱えている。崎谷は著書[18]において、ミトコンドリアDNAY染色体といった分子人類学的指標、旧石器時代石刃技法という考古学的指標、成人T細胞白血病ウイルスやヘリコバクター・ピロリといった微生物学的指標のいずれにおいても、東アジアのヒト集団は北ルートから南下したことを示し、南ルートからの北上は非常に限定的であったと述べている。崎谷はハプログループM7aは東南アジアではなくシベリア南部-極東で誕生したとしている。この説が正しいとすれば、縄文人の祖先もまた出アフリカ後にアルタイ山脈付近、朝鮮半島を経由して日本列島にやってきた人々の子孫であり、縄文人のスンダランド起源説は完全な誤りということになる。
また北海道の縄文人ハプログループN9bが最多でM7aは少なく、東北地方の縄文人も似た傾向を示している。このことから縄文人のルーツは一つではなく複数あったと考えられる。




韓国人のルーツは「悪魔の洞窟で暮らした新石器人」

2017/02/02 - 8000年前新石器時代に生きていた韓国人の祖先のゲノム(ある生物種を規定する遺伝情報全体)が初めて解読された。 パク・チョンファ蔚山科学技術院(UNIST)ゲノム研究所長(生命科学部教授)が率いる国際共同研究チームは1日、「 ...


■8000年前のゲノム解読「韓国人のルーツ」を発見
 
8000年前の新石器時代に生きていた韓国人の祖先のゲノム(ある生物種を規定する遺伝情報全体)が初めて解読された。
 パク・チョンファ蔚山科学技術院(UNIST)ゲノム研究所長(生命科学部教授)が率いる国際共同研究チームは1日、「中朝国境・豆満江(中国名:図們江)の北にあるロシア・アムール川流域の
『悪魔の門の洞窟(Devil's Gate cave)』で発見された7700年前の人類のゲノムを解読した」と明らかにした。「悪魔の門の洞窟人」の遺伝子は、現地に住むウルチ(Ulchi)族と最も似ており、近くの先住民を除く現代人の中では韓国人が最も近いことが分かった。この研究結果は国際学術誌「Science Advances」に掲載された。
 韓国・ロシア・イギリス・アイルランド・ドイツの科学者たちが参加した国際研究チームは、悪魔の門の洞窟で発見された20代と40代の女性の頭蓋(ずがい)骨からデオキシリボ核酸DNA)を抽出して解読した。
 ゲノム研究所のチョン・ソンウォン研究員は
細胞核DNAだけでなく、母系にのみ遺伝する細胞核以外のミトコンドリアDNAも主に韓国人が持っているものと同じだった。遺伝子で見ると、悪魔の門の洞窟人は韓国人の祖先とほぼ同じだと言える」と説明した。洞窟人は現在の韓国人のように褐色の瞳と凹型の前歯(shovel shaped incisors)を作る遺伝子を持っていた。牛乳を消化できず、高血圧に弱く、乾いた耳あかが出るという遺伝的特徴もあった。どれも東アジア人の典型的な特徴だ。
ソ・ジョンソン・ソウル大学医学部教授は「古代人の遺伝子を通じて韓国人の遺伝的ルーツを明らかにした成果だ」としながらも、「二重起源説を立証するには北方系の人々のDNA分析結果という裏付けがさらに必要だ」と語った。
 
 
韓国人のルーツは「悪魔の洞窟で暮らした新石器人」
 
201722日、韓国・中央日報によると、蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)ゲノム研究所は国際学術誌「Science Advances」で、韓民族(=朝鮮民族)は、34万年前に東南アジアから中国東部の海岸を経て極東地方に流れ込み、北方人となった南方系の狩猟採集民と、新石器時代が始まった1万年前に同じ経路で入ってきた南方系の農耕民族の血が混ざって形成されたと発表した。
 これまで人類・考古学界の一部では、言語・風習・容姿などの共通点が多いことから、朝鮮民族アルタイ山脈に始まり、モンゴルと満州の原野を越えて朝鮮半島に入ってきた北方民族であると推定されてきた。
 しかし科学界の判断は違っており、2009年、UNISTは国際学術誌「Science」に「朝鮮民族が東南アジアから北東へ移動した南方系の巨大な流れに属している」と発表、今回の発表はこれをさらに具体化したことになる。
 その手がかりは、ロシア・ウラジオストクの上方にある沿海地方
「悪魔の門(Devil’s Gate)」という名の洞窟で発見された7700年前の20代と40代の女性の頭蓋骨にあった。ここは韓国の歴史上、かつての高句麗・東夫余(ふよ)・沃沮(よくそ)の地と言われている。
 ゲノム研究所がスーパーコンピュータを利用してこの頭がい骨のゲノムを解読・分析したところ、
悪魔の門の洞窟人は34万年前に現地に定着した南方系人で、韓国人のように茶色い目とシャベル型切歯(shovel-shaped incisor)の遺伝子を持っていたことが明らかになった。
 また彼らは、牛乳を消化できない遺伝変異や、高血圧に弱い遺伝子、体臭が少ない遺伝子、耳たぶの薄い遺伝子など、現代の東アジア人の典型的な遺伝特性も持っていたという。悪魔の門の洞窟人は近くに住む「ウルチ(Ulchi)」族の先祖とされており、近くの原住民を除く現代人の中では韓国人がこれと近いことが判明した。
 UNISTゲノム研究所のパク・ジョンファ所長は「ミトコンドリアDNAの種類が同じであるということは、母系が同じであるということを意味する。長い時間差を考慮しても2つの人類の遺伝子は非常に近く、
悪魔の洞窟人は韓国人の祖先とほぼ同じだと言える」と話している。

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韓国人の起源 - Kazumoto Iguchi's blog 2



2017/02/14 - 当時、食糧難に苦しんでいた韓半島の人類は氷河期が終わった約1万2000年前に移住を開始しました。 ... 調査団は、「悪魔の門洞窟」で発見された洞窟人とアジアの50以上の民族のゲノムの変異を比較して、現代韓国人の民族起源と構成を計算した。 .... たかだた8000年前にロシアの東部の洞窟に韓国人の共通先祖が見つかっただけで、まるで世界最古のように騒ぐ。 ... シッチン博士の古代シュメールの石碑文の解読によれば、シュメールの神エンキが行った遺伝子操作によって誕生した地球人類に ...

2017年02月13日17:00
【韓国】わが民族は5000年前、韓半島で自生的に形成。ユーラシアに進出した

「北方移住起源」従来の学説に反論相次ぐ

私たちの民族のルーツはどこなのか。人間は長い時間、民族の起源を見つけるためのパズルを合わせてきた。一般的に、韓民族の起源については、北から韓半島に入ってきたという学説が支配的である。これらの地域に居住する人々と私たちの顔立ち、風習などが似ているという理由からだ。

◆「5000年前の韓半島で自生形成」

最近出版されたシン・ヨンハ、ソウル大名誉教授の「韓民族の起源と形成」は、従来の学説に反論する。シン教授は「韓民族ユーラシア大陸のある凍土地域で「空の空間」と前提されていた(古)韓半島に入ってきた民族ではない」、「韓半島で自生的に形成されてユーラシアに進出した民族」と主張している。

シン教授は、約5万年前に訪れた氷河期に注目する。当時、地球が冷え込み、北緯40度以北は人類が住むことができない不毛の土地となり、人類は生き残るために南進した。この時、北緯40度以下の洞窟に入った少数だけが生き残った。特に東アジアで石灰岩の洞窟が最も多い韓半島には、多くの人口が密集することになった。

韓半島に人口が密集すると「食糧問題」が浮上した。当時、食糧難に苦しんでいた韓半島の人類は氷河期が終わった約1万2000年前に移住を開始しました。シン教授は、中国西遼河に定住した民族を「貊族」、東遼河から沿海州に定住した民族を「隷族」、韓半島に残った民族を「漢族」と主張している。

約5000年前に漢族と貊族、隷族が再び団結し古朝鮮を建国し、韓民族が誕生した。三種族は婚姻を通じて社会生活と経済生活を共有する共同体になった。シン教授は、これを指して「言語、地域、文化を媒介に結合したヒト共同体」と紹介して 「韓民族の自生的形成には古韓半島で生活した初期新石器人であるという根深い背景があった」と言う。

シン教授は韓民族の発展過程を「源民族」、「前近代民族」、「近代民族」という3段階に分析する。歴史を古代、中世、近代に分割するのと同じ論理だ。古朝鮮の誕生で源民族が形成されたと考え、彼は新羅の三国統一に前近代民族が一応完成され、高麗の建国で完結したと説明する。シン教授は、私たちの民族の起源を新たな視点からアプローチして斬新だという評価を受けているが、一部では民族主義史観という批判も提起されている。

◆「古代韓半島人と南方系の融合」

科学界でも新たな分析を出した。ユニスト(UNIST)ゲノム研究所は最近、国際共同調査団を構成して、豆満江北部ロシア東端の「悪魔の門洞窟」で発見された7700年前の東アジア人の遺伝子を分析した。 「悪魔の門洞窟」は、高句麗と東夫余、北沃沮が陣取った地域である。

調査団は、「悪魔の門洞窟」で発見された洞窟人とアジアの50以上の民族のゲノムの変異を比較して、現代韓国人の民族起源と構成を計算した。その結果、洞窟人は茶色の目とシャベル状の前歯など、現代韓国人の特性を持っていることが確認された。また、「悪魔の門洞窟」では古代人の骨と織物、銛などが発見されたが、これは韓国の先史時代の代表遺跡である「盤亀台壁画」にクジラが描かれた時期などを推定したときに類似性があると分析された。朴鍾和ユニストゲノム研究所長は「断定することができる段階ではありませんが、遺伝的特性や遺物などを見れば、韓半島古代人と悪魔の門洞窟古代人は、同じ遺伝子を持っていると見ても差し支えないだろう」と明らかにした。

洞窟人を現代ベトナムと台湾に孤立された先住民のゲノムと融合すれば、韓国人の特性がより身近に分かった。これは、北方系と南方系アジア人が入り乱れながら、韓半島の祖先が形成されたという主張に力を乗せる根拠だ。朴所長は「現代韓国人は北方系と南方系が混合された痕跡を明らかに持っていながらも、実際の遺伝的構成は、南方系アジア人に近い」と説明した。これは主に遊牧生活をしていた北方系ではなく、定住して農業をしていた南方系の人口がより急速にに増えたからだ。

ソース:世界日報 2017.02.12 21:58(機械翻訳
http://v.media.daum.net/v/20170212215809838?d=y



・以前の遺伝子解析は韓国人男性のY遺伝子で異常性が発見されたけど、今回「悪魔の門の洞窟」で発見されたX遺伝子(女性)から朝鮮人のルーツが発見されました。遺伝子研究をするのなら、X遺伝子側からのアプローチも大切だよね!
 
ネットではエベンキ族説が出ていたんだけど、エベンキ族はトナカイを飼育するのです。でも朝鮮半島ではトナカイを飼育する文化習慣が無いので、「エベンキ=朝鮮」はわしの中ではちょっと疑問に思っていたのです。
そこでこの「悪魔の門の洞窟」で発見された民族を調べてみると、挹婁(ゆうろう)という中国東北部からロシアのアムール川近くに存在するの民族とかなり近い。挹婁に関してはネットでかなりの情報がでてくるので興味のある人は検索しよう(・∀・)
 
現代朝鮮人のY遺伝子もX遺伝子は…高句麗百済新羅・日本と全く関係がない!
現代の朝鮮人と共通項はゼロです。高句麗百済新羅の人たちは、南下してきた侵略者(現代朝鮮人のルーツの人々)から日本に逃げてきた。
 
【挹婁ってどんな民族?】ざっとまとめてみた(≧∇≦)
  1. 挹婁人は地上に家を建てず、地下に縦穴(竪穴)を掘り生活する。
  2. 部屋の中央に置いた尿を溜めた容器を囲んで暮らし、その人尿で手や顔を洗ったという。
  3. 挹婁人は養豚が盛んで、豚を主食とし、豚の皮を着物にした。
  4. 夏にはほぼ全裸でわずかな布だけで前後を隠したが、冬には豚の膏(あぶら)を身体に数センチもの厚さに塗って風や寒さを防いだという。
  5. 爼豆を使う習慣が無く、鼎や瓶や平皿を用いて炊事や食事をする。
  6. 毒矢を使用する。
※爼豆とは古代中国の祭器のことです。

英露独「日本人のルーツに韓国人は無関係だと判明した」 ある生物と韓国人のDNAが完全一致「やはり悪魔の子孫だったか」(詳細ページへ) 【韓国】8000年前の人類ゲノム解読、「韓国人のルーツ発見[02/02](朝鮮日報が削除した) 火病 瞬間激怒症=憤怒 ...



韓国型精神分裂病の遺伝的要素を発見

韓国型精神分裂病の遺伝的要素を発見

2005年01月23日16時00分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  西洋の人にはなく、韓国人の精神分裂病患者にのみあらわれる遺伝子の変移が、韓国内の研究陣によって確認された。

  蔚山(ウルサン)医大・ソウル峨山(アサン)病院の宋奎暎(ソン・ギュヨン、生化学科)、金昌潤(キム・チャンウン、精神科)教授らは23日、精神分裂病の患者320人と正常な人379人を対象に、体内のCOMT(カテコール-0-メチル基転移酵素)遺伝子の一塩基変異多型(SNP、特定遺伝子の変移)を調べたところ、72番のアミノ酸が「アラニン」から「リン酸」に変わる場合、精神分裂病の危険性が高まることが分かった、と発表した。

  今回の研究結果は、遺伝体研究分野の米学術誌「ヒューマンジェナティックス」(Human Genetics)の今年1月号に掲載された。

新種の精神障害「危険水準」

Posted February. 15, 2004 23:32,   

鬱病患者や社会不慣れの児童が増加〓東亜(トンア)日報は精神障害実態を把握するために、ソウル新村(シンチョン)セブランス病院の1996〜2003年の精神科外来患者の疾患を分析してみた。その結果、患者数は5342人から2万9764人へと、5倍以上に増えた。特に子供の場合、367人から5254人へと、なんと14倍も増えて、小児精神障害患者が急増していることが分かった。
患者のうち、最も多い精神障害鬱病だった。96年に全体患者の29%に過ぎなかった鬱病患者は2003年には44%に増えた。96年に最大の割合を占めた精神分裂病は2001年から増加傾向が鈍化して2位に落ちた。
鬱病の深刻さはもう数回にわたって警告されてきた。昨年10月、大韓憂鬱・躁鬱病学会がソウルに居住する20〜60歳の主婦1000人を対象に行った調査の結果、45%が軽症以上の鬱病に苦しんでいることが分かった。
子供たちの場合、社会によく適応することができない「社会的機能遂行障害」が急増した。これは家族や同じ年齢の子供たちと交わることができず、不便さを感じる障害だ。家庭ごとで1、2人の子供を生んでちやほや育てるために生じた副作用でもある。96年わずか11人だった患者が2003年には1120人に増えた。100倍以上の増加となるわけだ。

精神障害の境目が曖昧〓「私の耳に盗聴装置がうめこまれている」と言えば、間違いなく精神障害者だ。精神分裂症であることも、不安障害や人格障害である可能性もある。
しかし「誰か私のことについてひそひそ話している」と言うと、状況は複雑になる。この場合も精神障害に当たるだろうか。社会が複雑になって各種の問題が発生し、精神障害の境目が曖昧になっているという話だ。
ソウル大学病院神経精神科のユ・インギュン教授は「最近、衝動調節障害と人格障害患者が急速に増えている」と話した。さらに同教授は「すぐに満足を追い求める社会的雰囲気によって、過去には疾病に分類されなかった新種の精神障害が個人はもちろん、社会までを脅かしている」と付け加えた。
特にショッピング中毒、賭博中毒、ゲーム中毒、セックス中毒などの各種の中毒の場合、人々が病気として認めない傾向が強い。しかし、これは感情を抑制することができない衝動調節障害で、深刻な精神障害につながる可能性が大きい。
同教授は「中毒者の脳を撮影してみると、前頭葉の感情調節中枢がかなり損傷されていることが分かる」とし「早期に治療しなければ危険な場合もある」と話した。
▲早期発見が重要〓延世(ヨンセ)大学のセブランス病院神経科の閔聖吉(ミン・ソンギル)教授は「精神障害を誘発する要因を検討する際は、遺伝的要因はもちろん、患者の体質、幼い頃の行動特徴、性格、対人関係、家族力などを総合的に考えなければならない」と話した。
また、同教授は「精神障害患者を『精神病者』と呼んで、社会的に烙印を押してしまう偏見を捨てなければ、早期発見は難しい」と話した。甚だしくは家族さえ外部に知られないように隠す傾向が強いという。
普通、精神障害者は疾患別に少しずつ違うが、ほとんど前触れの症状が現れる。したがって患者の行動変化に気付くのが一番大事だ。それだけに家族の助けが必ず求められる。


20歳の男性の45%が対人関係障害の可能性

Posted February. 10, 2003 22:22,   

この数値は、米国やヨーロッパなど先進国の平均11〜18%に比べて、2.5〜4倍に達する。
研究チームによると、人格障害は自分の性格に問題があることに気づきにくく、家庭や社会生活、対人関係に支障があり、周りの人々を苦しめるという特徴がある。また、自分の問題を他人や社会のせいにし、極端な反応を示す。
そのため、各種の犯罪や社会的葛藤を引き起こす原因になりやすく、早急に対策を立てなければならないが、社会的な認識程度が低く、適切な診断と治療が行われていない。
柳教授は、このように潜在人格障害者の比率が高いことについて、「社会的価値観が混乱している中、家庭教育の不在が『人格未成熟の成人』を量産している」と説明した。
研究チームは、今回の調査で、12種類に分けて人格障害の有無を測定した結果、1種類以上の人格障害があると疑われる人が71.2%に達した、と発表した。
具体的には、自分にこだわり過ぎて対人関係が円満でない「強迫性(49.4%)」、合理的な問題解決や人との係わりを避ける「回避性(34.7%)」、わがままで些細なことにも必要以上に反応し気まぐれな「ヒステリー性(25.6%)」、絶えずに他人を疑う「偏執性(22.6%)」の順で多かった。
権教授は、「各国の社会文化的背景によって人格障害が疑われる基準点が異なるため、それを考慮して、基準点を30点から35点と40点にそれぞれ高めて分析した場合にも、32.7%、22.8%となった」「それでも、他国より人格障害可能性の比率がずっと高い」と述べた。
延世(ヨンセ)大学心理学科の李勲求(イ・フング)教授は、「設問の内容が普遍妥当であるため、韓国社会の特殊性によって人格障害可能性の比率が高く表れたという可能性は低い」とし、「韓国社会の精神的健康について関心を持つきっかけにすべきだ」と指摘した。
今回の研究結果は、国内学術誌「精神病理」と米国の学術誌「精神医学と臨床神経科学」に掲載される予定だ。

http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2003021117138
李成柱 stein33@donga.com
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